しめっぽいレポート

ぴぴぴというひとがおわらいさんをみている

2017/11/11 パーティーパープルジュニア『僕らイジられ隊 ~お願い!もっとイジって!!~』

昨日はマセキの事務所ライブ、パーティーパープルジュニアへ行ってきました。

会場に着くと、入り口のところにスタッフとして、スダンダップコーギー奥村さんとガクヅケ木田さん、そしてモグライダーともしげさんがいらっしゃいました。ともしげさんは相方の見学にきたのか服役中なのかどちらなのだろう。
客席後方が関係者席となっていたので、こういうライブでも関係者のひとくるのか〜テレビの人とかなのかな〜〜とおもっていたら、関係者席にはともしげさんが座っていました。たしかに誰よりも関係してた。

オープニング

今回のライブは
『僕らイジられ隊 ~お願い!もっとイジって!!~』
というタイトルの通り、
「いつもコンビでイジられないほうがイジってもらうためのプレゼンをする」というもの。MCの芝さんいわく「自分で自分の『ここイジって〜!』をアピールする痛ーい企画」です。

まずはMCのモグライダー芝さんが登場。
きょうの芝さんの自己紹介は「どうも、安室奈美恵です」でした。三船美佳じゃないバージョンだ!(芝さんは女性の名を名乗る行為があまりにハマりすぎているのでは)

続いて、今回相方をプレゼンする「コンビのいつもイジられている方」のサメゾンビ・ギャグセン高男さん、フカミドリ矢巻さん、バーニーズまぐろさん、ニッキューナナ峯さん、そしてお休みのばんどーら安原さんの代打で急遽出演することになったカントリーズ福田さんが登場。
芝「今回安原がお休みってことで、急遽お子さまにも来ていただきました」
福田「トイザらスからかけつけました」

そして、今回、ふだんあまりイジられない若手たちをイジるために、
芝「きょうはね、なんと、イジりマスターの方に来ていただいております」
「「「イジりマスター???」」」
全員息ぴったりの若手。
「それではイジりマスターどうぞ!」のかけ声とともに、会場に鳴り響く『ラブ・ファントム』。
芝「……台本には歌い出しとともにイジりマスター登場ってあるんですけど」
矢巻「これイントロめっちゃ長いやつでしょ」
福田「変な英語しゃべり出したりするよ?」
芝「袖でどんな顔してるんだろう(笑)」
そんな感じで登場から散々演出でイジられまくっているイジられマスター、ジグザグジギー池田さんがいらない何も捨ててしまおう〜の歌い出しとともに苦笑いで登場。
芝「決して誰にもイジらせない!すべてのイジりの生みの親、イジりマスターこと、ジグザグジギー池田さんです!」
池田「いや、もうめちゃくちゃイジってんじゃん!」
矢巻「いよっ!イマル!」
池田「イマル!?イマルってなに!?」
矢巻「けだでイマルです」
芝「生きてるだけで丸儲けがあだ名の由来って聞いてたんですけど、池田勝のほうでしたか〜」
池田「すごいイジってくんじゃん!」
あと、マスターからの連想で「いよっヨーダ!」などのヤジも受け止めていました。

ふだんライブを見ていて、池田さんの常に前に出て出しゃばるわけではないけれど、場の空気が澱みはじめるとずいっと出てきて新しい空気を創り出しその場全体を前にすすめるようなポジティブな推進力が好きだなあとおもっている(きもちわるい)のですが、きょうはそんなマスター池田さんを満喫できて大満足なライブでした。

サメゾンビたくろー編

マスターも登場したところで、コンビのふだんイジられない方による「自分のイジりポイント」のプレゼンが順番に行われていきます。

まずはサメゾンビたくろーさん。
相方の滝田さんばかりイジられているので、自分もイジられたいのだそう。
池田「イジられたいの?俺はイジられるのいやだけどなー」
芝「イジられるよりもイジりたい?」
池田「そんな、愛されるよりもみたいな…(笑)」
矢巻「さすがマスター!」
芝「まあ、どうだっていいじゃんそんなことってんでね」
ここでさらっと歌詞が出てくる芝さんすごい。

ちなみに、たくろーさんの考える自分のイジりポイントは以下のとおり。

  • たくろーという名前

「児島だよ!」のように、名前間違いボケにツッコみたい。

  • 見た目が一般人すぎる

角野卓造じゃねえよ!」のように、見た目イジりにツッコみたい。「誰がソニーの新入社員だよ!」とか。
池田「それ、言えるタイミングある?」
矢巻「ちょっといい会社なんだね」

  • 女性が苦手

芝「マスターは女性の方、得意ですもんね」
池田「それはもう、得意ですよ。……え?」
芝「女性のほうもイジりマスターで?」
池田「そうなると意味が変わってくるからね」

  • 母がぶりっ子

たくろー母・よしこは一人称が「よしこちゃん」で、「よしこちゃん、もう寝るね☆」などと言うらしいです。
芝「そしたら、マスターも『イマルもう寝るね☆』ってボケれば……」
池田「イマルって何だよってなるからそれは」

本人のイジりプレゼンではなかなかイジりのハウツーが見えてこない、ということで、相方滝田さんによるプレゼンに移ります。
滝田さんはまず、たくろーさんのプレゼンに入る前に「なぜ自分はイジられるのか」「なぜたくろーはイジられないのか」を分析。
滝田さんがイジられるのは、イジる隙と愛嬌があるから。反対に、たくろーさんは若手芸人なのに貯金もあってしっかりしていて、イジる隙やかわいげがない。
(滝田さんはプレゼン中も細かい発言まですべてフリップに書いていたり、説明をするも具体的な例を挙げられないなどで芝さん、池田さんから逐一ツッコまれていました。隙だらけ〜)

しかし、そんなたくろーさんにも唯一欠点がある、と滝田さんは主張します。
それは、「足が臭いこと」。
池田「臭いはだめだよ。お客さんに伝わりづらいから、ウケない」
せっかくの欠点も、イジられマスターからは渋い顔をされてしまっていました。それでもめげずに、ほんとうにたくろーの足は臭いから嗅いでください!とアピールする滝田さん。
池田「やだ、嗅ぎたくない。おれ、吐いちゃうもん」
芝「吐いちゃうの?吐いちゃうならだめですねえ」
あくまで臭いはいやだ、だめだ、とマスター池田が言うので、「じゃあ俺嗅ぎたいです!」とニッキューナナ峯さんが立候補。
芝「ふつうこういうの、率先してやるもんじゃないけどね。立候補って」

まずはたくろーさんの脱いだ靴の臭いを確かめます。
峯「くっさ!!!!!!!!!!!!!」
滝田「でしょ!!!!!!!!!!!!!!?(靴を受け取る)くっさ!!!!!!!!!」
さらに、「靴は靴の臭いがするから」と靴下の臭いも嗅ぐことに。
峯「くっさ!!!!!!!!!!!!!!」

というわけで、たくろーさんのイジりポイントは「足が臭い」に決定。

この決定を受け、イジられたい芸人とイジりマスターの1対1の1分間フリートークが行われます。
池田「えっ、おれが話すの?こいつと?」
芝「そうです」
池田「……なにを?」
芝「なんでもいいですよ。マスターがイジり倒してやってください!」
池田「いやいや、これで?(プレゼン用フリップを読み返す)……なんもないじゃん!無理だろ!話すことなにもないよ!考えろよ!誰だよこの企画考えたの!?」
芝「えーと、社長っすね」
池田「いやいやあいつなにやってんだよー」
と、話すことも決まらないままトークタイムスタート。
まずは、「「……ねえ?」」とふたり顔を見合わせていました。いやいやねえじゃないでしょ、と芝さんにつっこまれ、ぎこちない様子のまま「足の臭いってのは……病院とかで治せばいいんじゃないの」と話しはじめる池田さん。病院って何科ですかね。何科かな、おれわかんないよ。と盛り上がらないラリーが続くことにじれてか、たくろーさんがおもむろに自分の靴下さんを池田さんに手渡しました。すごく嫌そうにしながらも鼻を近づけるマスター池田。
池田「……臭くない」
全員「えっ??????」
池田「ぜんぜん臭くないじゃん!ほら!」
マスターが芝さんの顔の前にずいっと靴下を押し出すと、
芝「……ぜんぜん臭くないね」
さらに、靴下は芝さんから福田さんへ。
福田「ほんとだ!臭くない!」
芝「おい、お前らやったな!!!?」
池田「やりやがったな!!!?」
芝さん、池田さんに詰められ、いやいやほんとに臭かったんです!!!!と主張する滝田さん&峯さん。

結局、嘘はイジることができないので、たくろーさんはイジりしろ無しということに。
芝「イジられではなく、イジりマスターの方の道を目指すといいんじゃないでしょうか。池田さんに師事するってことで」
たくろー「あー……」
池田「嫌なの!?」
芝「激・先輩なのに!!!『あー……』って!!!」

バーニーズ細田

残念ながらイジられに失敗したたくろーさんに続いて登場したのはバーニーズ細田さん。イジられたい!!!と言っていたたくろーさんとは真逆で、登場からすでにイヤイヤ感が満載の表情です。
細田「俺は、嫌なんですよ。イジられたくないんです。どっちかといえば、そっち側(マスター)に行きたい。でも、こいつ(相方まぐろさん)がすげえ俺のことをイジりたがるんですよ。だから、今日は自分なりに自分のイジりポイントをまとめてきました」
このしっかりとした説明といい、シュッとした見た目といい、「確かに細田はどこをイジったらいいかわかんないね」と芝さん、池田さん。細田さんはネタもしっかりとしたものを作っているし、大学もいいところを出ているので(KO!)賢い印象もあってとっつきにくいとのこと。でも、そんな風に見えて意外とかわいいところがあるからぜひイジってやってください!とまぐろさんは猛プッシュ。

細田さんの自己分析によるイジりポイントは「脇が甘いところ」。
芝「脇が甘いって例えばエピソードとかあんの?」
細田「二、三ヶ月に一回のペースで寸借詐欺に合います」
芝「なにそれ!!!?」
たとえば、先月道を歩いていたところ、汚いおじさんに突然「俺の見た目ってやばい?」と話しかけられたそう。なんだいきなり、と思い、缶コーヒーを買ってあげてベンチに座り詳しく話を聞いてみると、おじさんは東京から大阪まで帰る途中なのだけれど、お金がないのでヒッチハイクを試みているとのこと。しかし、あまりにも断られ続けているので、そんなに見た目がやばいのかと心配になり、細田さんに話しかけたのだとか。それを聞いて、心配になった細田さんは「これで大阪まで帰りなよ」と交通費として三千円を渡し、とはいえ、あげるつもりはなく、きちんと返してもらいたかったので連絡先を交換したものの、それっきり一切連絡が取れず。困ったので「交通費 返ってこない」でググったところ「それは寸借詐欺だ」とわかった……。
さらに、appleを騙る迷惑メールのURLにアクセスし、クレジットカード情報を登録してしまって被害にあったエピソードも披露。
まぐろ「普通、メールが来た時点で怪しいからググるじゃないですか。でも、それをすっ飛ばして、登録しちゃうんですよね」
細田「そう、そういうところの脇が甘いんです」
まぐろ「ちなみに、調べてみたらこのappleの詐欺、みちょぱが全く同じ騙され方してましたね」
芝「おばかタレントの素質がある」
さらにさらに、先日泥酔してiPhoneをなくしたという話も飛び出します。
(超余談なのですが、まぐろさんが「細田さん、26歳にもなるのに吐くほど飲んだんですよ!」と言ったとき、(下戸の)芝さんと池田さんがやさし〜い口調で「26歳でも吐くことはあるよ」「お酒はねえ。体調とかもあるし」と話していたのが大人〜〜〜!!!!って感じでした。大人は大人が大人じゃないことを知っているから大人というか、大人になっても若い頃と同じダサい失敗をぜんぜんするってことを知っていて、他人のそれを許容できるってのが大人だとおもう)
そんなわけで、吐くほど泥酔したため、全員が二次会へ向かうなか1人だけタクシーで帰らされた細田さん。
朝、目がさめるとiPhoneを持っていないことに気づき、慌てて漫画喫茶へ。取り急ぎTwitterのアカウントをつくり、まぐろさんへ連絡を取り、漫喫のパソコンから「iPhoneを探す」を使って位置情報を検索。すると、なぜかバルト9の前にある都立新宿高校iPhoneがあるとの表示が。なぜ???と思いつつも、休日の高校(しかも台風の日)に赴き、フェンス越しに中の様子を見るもiPhoneがありそうな気配はなし。(芝「高校も広いだろ、そんなんで見えるかよ」)おかしいな、と思い、ふたたび漫喫のパソコンを確認すると、やはり新宿高校GPSは示している。ふたたび高校へ戻ってフェンスによじ登り、中を覗く……という往復を8時間くらい繰り返していると、あるとき、ふっと「iPhoneを探す」の表示が昨日行った居酒屋に切り替わったそう。そこで居酒屋に行ってみると、忘れものとしてお店が保管してくれていたようで無事に受け取れたのだとか。
池田「えっ、結局なにその話」
 芝「最終的に怖い話じゃん!やだ!怖い!」
実は、この話の中にも細田さんのかわいいところがあって、と話し出すまぐろさん。
まぐろ「Twitterで僕に連絡して来たときは、『携帯なくした』じゃなくて、『壊れた』って言ってきたんですよ。泥酔してなくしたとか恥ずかしいからちょっとだけ嘘ついてるんです。しかも、急遽作ったTwitterのアカウントもふざける余裕がありますよ〜って僕にアピールするために宮川大助だけフォローしてフォロー1になってるんですよ!照れ隠しに遊び心アピールしちゃってさあ!」

こんなふうに、細田さんはすぐに照れるところがかわいいからイジってほしい、と主張するまぐろさんによるプレゼンタイムにシフト。細田さんは褒めると顔を真っ赤にして「えへへ〜」ってなるからかわいいので褒めてあげてほしい、というと、
細田「いや、ここで褒められて照れても、……ねえ?ふふふ」
まぐろ「ほら!!!!!これこれ〜〜〜〜〜!!!!!」
早速照れてしまう細田さん。芝さんも「かわいい〜〜〜!!!」と言いながら赤くなっている顔を覗き込みます。
細田さんは尖っているようなイメージがあるし、本人もそういう方向性で行きたいらしいけれど、どうも照れ屋でかわいいところがある、とまぐろさんが力説していると、福田さんからも「この間近所のスーパーで会ったんだけど、尖ってるから食生活とか適当そうな感じあるじゃん?しっかり食材買って自炊してた」と細田尖ってないエピソードを暴露されてしまいます。
細田「そのとき長ーいネギ持ってたんですよね。ネギ見られたわ、はず、と思って」
福田「絶対誰にも言わないで!って言ってたもんね」
ついでに、滝田さんからも「友人3人でルームシェアをしていたとき、毎日友人の分も洗濯をしていた」という家庭的エピソードが語られていました。

また、まぐろさんのオススメする細田さんイジりポイントには「ハゲを気にしている」というのがあるそう。一時期、なぜかいきなり「俺、ハゲてない?」と言い出し、携帯で頭頂部の写真を撮っては確認するということをやっていたらしい。でも、周りがそのことをイジろうとすると「ハゲのことは言うな」オーラを出してくるのでツッコみづらかったのでぜひマスターにイジってほしいとのこと。
芝「マスターはハゲ得意ですよね。ほら、ハゲワゴン……」
池田「ハゲワゴンってお客さんわかんないから!」
芝「きしたかの高野がお前はハゲじゃねえって降ろされたやつでしょ」
池田「違う違う、元ツィンテルの学さんがお前はまだハゲじゃないって降ろされたんだよ!そんで、ルシファー吉岡はハゲすぎてるから降りろって言われたの」
盛り上がるハゲワゴントーク。ハゲワゴンって確かナイツの番組の企画で芸人さんにAGA治療を受けさせるみたいなやつですよね?????どっかで芝さんが「池田さんってめっちゃリアルな人乗せてるよね!」と話していた気がする。

そんなこんなで「照れ」と「ハゲ」の細田さんとマスターによる1分間トーク
池田「さっきみたいなことにならないように、何話すか決めとく?」
細田「なんでもいいですか」
芝「なんでもいいよ」
細田「さっき気になったんですけど、池田さん、舞台出る直前にその服に着替えてましたよね?」
池田「うん」
この日のマスター池田氏は黒のゆるっとしたパンツに紫がかったピンク色の同様にゆるっとした素材のパーカーを着ていました。
細田「私服の方が、高そうじゃないですか?なんでそっち着たんですか?」
池田「私服だと笑い取りにくいからだよ」
芝「池田さんはおしゃれ1周半しちゃってるから」
池田「いや、俺のおしゃれイジってんなよ!」
頑なにイジられたくないので、なんとか池田さんをイジって逃げようとする細田さん。
改めて、1分間トークスタート。
矢巻「待って!もう耳赤くない!?」
芝「かわいい……!!!」
まだ何も言われていないのに、これからイジられると言う予感で早くも赤面がはじまっていました。イジりマスター池田さんは、まぐろさんの「褒められると照れる」というプレゼンを元に、「細田くんは見た目もかっこいいし、ネタもしっかりしていて面白いよねえ」ととにかく褒めまくります。かっこいい、かっこいいと割と池田さんの褒めは表面的で雑なものだったのですが、それでも居心地が悪いのかどんどん池田さんから背を向けてしまう細田さん。しかし、池田さんから「逃がさねえぞ」と手を握られ、手を繋いだまま、舞台の中央まで引っ張り出されてしまいます。それでも逃げたい細田さんは「そういえば、この間〜」と話しだそうとして「エピソードトークに逃げるな」と怒られ、脇に座っている峯さんをイジろうとして「他をイジって逃げようとすんな、お前がイジられる時間だぞ」と、池田さんとの攻防を繰り広げます。そして、あくまで「褒め」をやめないマスター。シュッとしていて服も決まっていてかっこいいのに、靴紐が解けているところはかわいいよね、と言い、細田さんに靴紐を結ぶよう促します。
芝「しゃがんだらハゲが見えちゃう!」
ハゲが見えないように、顔をまっすぐ正面に向けたまま靴紐を結ぶという細田さんのギャグ(?)が誕生し、終了。
終わるなりすぐに舞台からハケようとする細田さんの手を池田さんが再び掴み、「もっと見てもらえよ」と細田さんを一回転させていました。
芝「すごいねえ、回っただけでこんなに笑いが起こるなんて」

当人は終始不服そうだったものの、池田さん、芝さんは「かわいい子はいいよね」と高評価でした。

ニッキューナナ斎藤編

続いて、唯一の女性であるニッキューナナ斎藤さんが登場。
元気いっぱい「私もイジってほしい!!!」と訴えます。
斎藤「相方がこの子なんで全然イジってもらえないんです!見てくださいよこの格好!」
と、相方の峯さんの服装に言及。
峯さんは濃いブルーのGジャンに薄いブルーのピタッとしたジーパンといういでたち。
芝「それはなんなの?私服なわけ?」
峯「元私服ですね」
芝「元私服が出世することあんの?」
この時、イジりマスター池田さんが「あんなイジられ方じゃダメだよ。変な服さえ着ればいいんだから。誰にでもできるでしょ」と斎藤さんにアドバイスしていたのがガチっぽくていいなあと思ったのですが、よくよく考えてみたら、マスターが誰よりも服のことでイジられてるじゃん……!

峯さんの衣装がようやくイジられたところで、斎藤さんのプレゼンタイム。
プレゼンターの皆さんは、フリップの代わりに自由帳に手がきで文字を書いて来ていたのですが、なぜか斎藤さんは自由帳の一ページ目ではなく、とても中途半端なページから文字を書き始めていたため、めくるのにとても時間がかかります。
芝「なんで最初っから書かないの!!?なんで途中から!?もうやだ!怖い!怖い怖い怖い怖い怖い怖い!」
発表前からすでにかなりイジりポイントがありそうな斎藤さんの思う自分のイジれるポイントは以下のとおり。

  • 漫画が好き

漫画が好きなので、漫画ネタにならすぐに反応できる!という斎藤さん。
斎藤「例えば、誰か他の芸人さんがワンピースのルフィのモノマネをしていたら、それルフィだねって言えるみたいな……」
池田「ルフィのモノマネする芸人!?無視しろよ!そんなつまんねえやつと付き合うな!」

  • リアクションが取れる

ビビりなため、突然大声を出すなどに毎回新鮮なリアクションを取れる。
(背後からまぐろさんが近づいて「わ!!!」「ぎゃあ!!!」というやりとりを実践。よく裏で驚かされているそうです)
このポイントにはマスターも「女の子でリアクションが上手なのはいいよね」と好印象を抱いたようです。ただ、同時に女の子だから気を遣われてイジってもらえていないのかもという意見も。
池田「たしかにイジりにくいのかもね。ブスじゃないから」
斎藤「そうなんですよ〜かわいいから」
この発言に若手チームから一斉に「かわいいとは言ってねえだろ!かわいくねえよ!」とヤジが飛びます。
芝「すごいヤジ。刑務所みたい」
池田「国会かよ」

さらに、相方の峯さんからも斎藤さんのイジりポイントのプレゼンが行われます。

  • 演技が下手

ニッキューナナはコントをやっているコンビなのに、演技が下手で困る。
特に、運動神経が悪いのか「シャドーボクシング」ができないそう。
(ちなみに、峯さんは「演技」の字が下手すぎる、シャドーボクシングが「茶道ボクシング」に聞こえる等々で散々イジられまくっていました。芝「茶道?なに?東京オリンピックでの新競技?」と延々茶道ボクシングのマイムを披露する芝さん&池田さん)
実際に斎藤さんがシャドーボクシングを披露したところ、動きがかたいというか、アメトークの「運動神経悪い芸人」に今すぐ出られそうなクオリティの動きを見せてくれました。
さらに、ジャンプがやたら低いとのことで舞台上でジャンプを披露。
ほんとうにめっちゃ低かった……!
高く跳ぼうとしているため、上半身の動きや勢いはかなり大きいのですが、その大きさからは信じられないくらいちょっとしか跳び上がらないのがすっごい違和感で気持ち悪くて、涙が出るくらい笑いました。芝さんも笑いすぎて、崩れ落ちるようにして座り込んでしまっていました。

  • 絵が上手

明水花先生というペンネームで絵を描いているとかなんとかで、とにかく絵がうまいとのこと。その場にあったマジックとスケッチブックで芝さんの似顔絵を書くことに。
芝「描き終わったらジャンプしてね」
自分でお願いしておきながら、すっかりその発言を忘れてしまっていたらしく、斎藤さんがいきなり超低いジャンプをしたのでびっくり笑いでまた床に崩れ落ちてしまう芝さん。似顔絵は線に迷いがなく、ほんとうに絵が上手な人の即興のそれでした。

シャドーボクシング、ジャンプでもうすっかり「商品化が見えたね」と太鼓判を押すマスター。もう十分に彼女のイジり方はわかったので、一分間トークはなし、ということに。
斎藤「え!?トークしたいです!」
芝「もうお腹いっぱいなんだよ、帰ってくれよ」

フカミドリ杉山

ネタや見た目から頭が良さそうな印象をもたれる杉山さん。でも、本当は全然頭がよくないので、このままの芸風でいいのだろうか……と悩んでいるそう。
芝「いきなり重いよ!さっきまで女のジャンプ見て、低い〜!とか言ってたのに!」

 杉山さんの自己プレゼンはこちら。

芝「1個1個の単語はよく聞くのに、合わさると聞いたことない!」
杉山さんは前述の通り、全然頭がよくないので、偏差値34の茨城キリスト教大学にしか入れなかったとのこと。こちらの大学がどのくらい頭が良くないかというと、「コンピュータウイルスは人間にも感染するので、対策が必要である。丸かバツか」という試験を出す専門学校に落ちた奴が通っていた、とかなんとか。茨城キリスト教大学もやばそうだけれど、その専門学校もなかなかあれですね。(問題文を聞いて、芝&池田が「うわ、イカちい」と言っていましたが、まじで、イカちい)

  • デリプラにはまっている

デリプラというアプリのゲームにはまっているとのこと。
このゲームは、クリアをするとPontaポイントがもらえるので遊んでいてポイントももらえるなんてお得!と思い始めたが、進めるにつれ難易度が上がってきたため今では課金をしているそう。
杉山「現在、課金額が4500円、Pontaポイントが120ptです」
芝「割りに合わないねえ」

  • 尻の拭き方が直立不動

 二十歳まで、お尻を拭くときには直立の姿勢を取っていたという杉山さん。
池田「え、直立だと拭けなくない?締まるじゃん」
椅子から立ち上がり、気をつけの姿勢をするマスター。背が高い。同じように隣で芝さんも気をつけの姿勢に。
池田「ほら、締まるから拭けないじゃん。たとえば、こう開いたら汚れが残ってるよ?」
顔の前で何かを左右に開くポーズをするマスター。なんともさっきからずっと汚い。
実は、二十歳までこの姿勢で尻を拭いていたが、テレビを見ているとダウンタウンDXで上地雄輔が同じ話をして出演者から非難轟々だったのでやめたとのことでした。

続いて、相方の矢巻さんによるプレゼン。
やはり、これまで散々出ているように「バカ」をイジってほしいとアピール。
池田「ニュースとかは見るの?」
杉山「見ます」
池田「最近いちばん気になったニュースとかある?」
杉山「……トランプ」
芝「バカだなあ〜」
杉山「イヴァンカ」
池田「来日ね。じゃあ、安倍さんがイヴァンカさんにいくらあげたか知ってる?」
杉山「え?お金あげたんですか?????」
芝「いくらだと思う?試しに言ってみ?」
杉山「……10億」
芝「知ってる中で一番大きい数字を言ったね!」

と、バカぶりがはっきりしたところで一分間トーク
まずはマスターから「7の段言ってみて」と杉山さんにお題が降ります。
わりかしさらさらーっと諳んじるので、池田さんが「もういい、やめて」とストップさせますが、実はさらっと「7×6=48」と答えていた杉山さん。
杉山「九九はできますよ」
池田「いや、間違ってたからね」
少しプライドがあるのか、杉山さんは間違えたことを認めなかったり、「まあそうですね」と受け流してしまうため、バカだけどイジりづらいという結論に至りました。
池田「今、パワーバランスが圧倒的に杉山が強くなってるから、矢巻にもなるべくいじらせてあげてね」
とはいえ、一分間の時間も余っているので、最後に先ほど斎藤さんで盛り上がったシャドーボクシングを杉山さんも演ってみることに。こちらのシャドーも上手な訳ではないけれど、わりかしさらさらーっとできてしまう。
芝「シャドーしながら、ジャンプして!ジャンプ!ジャンプ!」
シャドーだけだと盛り上がらないので、先ほどのジャンプも追加。みんなで「ジャンプしろ!ジャンプしろ!ジャンプ!ジャンプ!」と囃し立てますが、杉山さんはなかなかジャンプをしません。
杉山「え?ジャブ?」
どうやら、ジャンプとジャブを聞き間違えていたよう。
芝「もう〜〜〜〜なんでさっきのやつ見てないわけ!!!!?ジャブはずっとやってるじゃん!ジャブしながらジャブしろって言わないよ!!!ジャンプだよ、もう〜〜〜〜〜〜〜!!!」
杉山さんの「えっ?????」顔があまりにおばかで愛おしくなったのか、思わず杉山さんの身体をぎゅっと抱きしめながらツッコむ芝さんでした。

ばんどーら森ドレス編

最後に、ばんどーら森さんが、白衣におもしろメガネ(レンズに目の絵が描いてあるやつ)といういでたちで登場。まずは、持ってきたモロゾフの袋を「本日はイジっていただくので……」と池田さんに手渡します。
池田「本当にお菓子入ってる!ちゃんとしてる!」
福田「森くんは、本当にしっかりしたいい子なんですよ」

他メンバーと同様、森さんにもイジられたいのかどうかを確認すると、「イジられたいけど、瞬発力がないのでゆっくりイジってほしい」との注文が。
池田「こっちが譲歩しなくちゃいけないんだね」

そんなこんなでプレゼン開始です。
森さんは、アピールポイントではなく、自分の好きなもの、苦手なものを発表するので、その中からマスターにイジりポイントを見つけてもらいたいということで好きなもの、嫌いなものが順番に挙げられていきます。

  • 好きなもの:並んでいるもの

本屋の本棚やデパ地下のお菓子など、同じサイズのものが綺麗に並んでいるのが好き。人の行列は好きじゃない。
池田「イジる?これを?どうやって?」

  • 好きなもの:喉がかわくもの

スコーンとかが好きですね、とのこと。

  • 好きなもの:冬

特に、5時なのにもう暗いのが好きらしいです。夜が好きなわけではなく、5時なのにもう暗い。

  • 好きなもの:泣くこと

普段あまり泣かないので、泣ける映画を見て泣くことが好き。
福田「一回、ばんどーらが事務所ライブ降格になっちゃった時に、元気付けようと思って森くんと2人で飲んだんですよ。その時に俺も酔って熱くなっちゃって『安原はいろんな人にイジられてツッコんでるけど、でも、ほんとうは一番森くんにツッコみたいって思ってるはずだよ』って言ったら、森くんがだーって泣き出しちゃって。俺、森くんのこと泣かせたことあるんですよ」
芝「そんなエピソードあったんだね!俺、福ちゃんが森くんと仲良しっていうの、今の今まで疑ってたわ。今日、家が近所って理由だけで出てきやがって、と思ってた」

  • 苦手なもの:飛んでいるもの

飛行機とか鳥とかが怖い。落ちてきそうで。乗るのは平気。
芝「なにこの話。『飛行機とんでるねえ、怖いねえ』って。田舎のバス停かよ」

  • 苦手なもの:人の名前を覚えること

今日のメンバーの名前はさすがに全員わかる、とのことでした。でも10回くらい会わないと覚えられないらしい。

  • 苦手なもの:快速

速い電車はいつもより車窓から見える景色が流れるのが速いから怖い、と森くんがいうと全員が「?????」という反応をしていたのですが、客席から1人だけ笑い声をあげている男性が。
池田「芝くんの相方だけめっちゃウケてましたけど、今」
芝「あの人もね、電車怖いって言うんですよ」
ともしげさんも電車が怖いらしいです。電車怖いってなに???

続いて、飲み友達福田さんからのプレゼン。

  • 律儀
  • 意外と服がダサい

律儀だからお母さんが買ってきた服を未だにきちんと着ているらしい。
今日も白衣の下は私服とのことでマセキ二大おしゃれ(異論は認める)芝&池田先生のファッションチェックが入ります。
森「このTシャツは、Do As InfinityのTシャツです」
芝「うわ!ほんとだ!超なつかしい!」
みんなが懐かしい気持ちになりました。

  • ズボラ

森くんは公衆トイレを使う時、便座を除菌用アルコールで拭かずそのまま座る、と福田さん。
芝「なんで知ってんの?」
池田「見たの?覗いたの?」
疑惑が浮上。

  • モノマネが全然似ていないというほどではない

全然似ていないんだったら「似てねえよ!」とツッコめるのだけれど、どれもそれほど似てなくもないクオリティらしい。
池田「どのくらい?芝くんみたいな感じ?」
芝「俺もモノマネよくやるけど」
福田「そういうんじゃなくて、全然似てないというほどではないってくらいなの」
池田「芝くんはある程度器用になんでもできちゃうもんね」
そこで、試しに森さんがモノマネを披露することに。
芝「なにやるの?」
森「ゴロリです」
池田「ゴロリなんて、絶対似てないとダメだろ」
森「ワクワクさ〜ん、今日はなにして遊ぶの〜」
芝&池田「う〜〜〜〜〜ん???」
福田「ほら!全然似てないというほどではないでしょ!?」
この森さんのモノマネをなんと説明したらいいのか……声を低くし、ちょっと濁らせて話し方で寄せようとしているのはわかるのだけれど、そもそもゴロリってそんな声じゃないよねみたいな絶妙な似ていなさでした。
芝「比較のために、福ちゃんもやってみてよ」
福田「ワクワクさ〜ん、今日はどうする〜…ほら!俺のは全然似てないから!」
芝「もう一回森くんやってみて」
森「ワクワクさ〜ん」
芝&池田「う〜〜〜〜〜ん???」
池田「ワクワクさ〜ん」
芝「おっマスターも」
池田「ワクワクさ〜ん、ワクワクさ〜ん、ワクワクさ〜ん、ワクワクさ〜ん、ワクワクさ〜ん、ワクワクさ〜ん、ワクワクさ〜ん、ワクワクさ〜ん、ワクワクさ〜ん、ワクワクさ〜ん、ワクワクさ〜ん……」
芝「マスターがついに壊れた!」
この後、森さんが「お土産の鳴くイルカのボールペン」のモノマネを披露し、似ていない代表の福田さんがやってみせたあとでなぜか池田さんも自発的にモノマネしてみる、という同じ一連の流れがあったのですが、池田さんがモノマネを始めると客席が「大丈夫??????」という空気になってしまい、「なんで俺がモノマネすると変な空気になるの!!!?」と嘆かれていました。
さらに、一発ギャグも「全然おもしろくないというほどではない」らしく、披露することに。靴紐を結ぶみたいなギャグでした。
池田「全然おもしろくないよ!」
芝「せっかく靴紐なんだし、それ、細田にあげなよ」

森さんのあまりに独特なプレゼンを受け、いまいちイジりのハウツーがわからないまま一分間トークへ。
池田「じゃあさ、サンシャイン池崎のモノマネ全力でやってよ。登場から」
と森さんを一旦袖へとハケさせます。
「イエーイ!!!」の大声と共に、先ほどかけてきたおもしろメガネをかけて登場。そのメガネをかけてくるのはずるい!とマスターから取り上げられ、再度やり直すよう指示されます。
そして再び「イエーイ!!!」と登場。スペアのおもしろメガネかけてる……!
池田「それ何個用意してんの!」
福田「律儀だから、いざという時に備えてたんだね」
池田「もうメガネ禁止!これ以上持ってないね!?」
スペアも取り上げられ、再挑戦。
「イエーイ!!!」という大声と共に今度は袖から出てこない森さん。「空前絶後のォー!!!」と声だけは聞こえてきます。
池田「出てこない!袖めくって!」
袖をめくると、見えないところでもきっちりモノマネはやっている森さんが。
結局、メガネだったり、袖から出てこないというパフォーマンスだったりと、頭がいいのでうまくイジりから逃げてしまうのでイジられになるのは難しいのでは、ということになりました。
「そのメガネをかけてるキャラになるってのはどう?」と池田さんが提案したのですが、森さんは「もういいです。メガネのことはイジらないでください」と急に頑なな態度になり、池田さんを困惑させていました。
池田「え、なんで、なんで。メガネ、かけてよ」
森「池田さんがどうしてもイジりたいっていうならいいですけど」
池田「なんだよ、じゃあどうしてもイジりたいよ」
渋々メガネをかける森さん。
池田「……うん」
芝「……森くん、今日の感想は?」
森「……このあと、泣けると思います」
芝「これは、俺らも泣けるよ?」

そんな、波乱と共に森さんのプレゼンが終了し、エンディングへ。
最後に細田さんが森さんから一発ギャグを譲り受け、芝「やっぱ全然おもしろくない!」とオチがついて幕が閉じていきました。

帰り道、いっしょに来てくれた友人(あまりおわらいくわしくない)が
「マスターかっこよくない!!!!!?マスター超かっこいいよね!!!?背高くてスタイルいいし!!!肌もきれいだった!!私服も見てみたいなあ♡」
と興奮していました。マスターで定着している。あと、友人は芝さんにごはんをたくさんたべさせてあげたいとおもったらしい。たべさせてあげてほしい。

【Ponta最強クラス】シェルPontaクレジットカード

2017/11/5 エレキコミック第27回発表会『Lemon Lime 100% Girl』、第四回全日本コントファンクラブ

おひるに下北沢本多劇場エレキコミックの単独、新宿へ移動してルミネで全日本コントファンクラブを観るライブ充のいちにちでした!オタクしてる〜〜〜!

 エレキコミック『Lemon Lime 100% Girl』

※そこまでのネタバレはないかと思いますが、大阪、名古屋行かれる方はお気をつけください。

蒼川愛ちゃんかわいい〜〜〜!!!
ひとことめにいうやつなのかってかんじなのですが、今回のフライヤーの蒼川愛ちゃんがちょっとかわいすぎる。エレキのライブは毎回フライヤーはもちろん、音楽やグッズなんかもおしゃれだったりかわいかったりするものがおおくてうれしいのですが、今回のライブは全体を通してフライヤーに象徴されているような世界観があって、めちゃくちゃおしゃかわでした。
とにかく小道具や背景などなど、美術の点でもかわいさ満点だし、なんといってもふたりの女装のクオリティがすごい。遠目にはふたりともとくにメイクはしていないように見えたのですが、そして、やついさん、今立さん扮するキャラクターなのでコントの設定上では「ブス」なんですけど、正直、かわいく見えました。というのも、髪型がきれいにかわいくセットされているし、お洋服もちゃんといまっぽいおしゃれなものを着ているし。女装ならではのちぐはぐさが最小限におさえられていて、女の子って雰囲気がかわいければある程度かわいくみえるみたいなのを残酷にもエレキコミックのふたりが実演してしまっていたような。(その雰囲気をかわいくするのもかんたんなことではないとおもうので、やっぱりスタイリストさんとかメイクさんとかってすごい)
で、そんなふうに、舞台セットもふたり自身もめちゃくちゃおしゃれにかわいくきれいに作り込まれていたのに、やってることが超〜〜〜バカで最高でした。ずっと悪ふざけで最高でした。おしゃれさとのギャップがすごくて、ど頭から涙を流してわらいました。

千秋楽だったからか、やついさんも今立さんもたがいにアドリブ合戦のようになっていて(なんといえばいいのか、合戦というか、まじで物理的に戦っていた)ものすごく楽しそうなのがよかったです。今立さんがふざければやついさんが困ったように笑いながらそれを阻止しようとするし、次の場面ではやついさんがお返しをするかのように今立さんの制止をふりきってふざけまくるし。そんなふうにふざけまくっていても、コント自体はきちんとブレることなく展開していくところに圧巻されました。アドリブの瞬発力と物事を着実に進めていく安定感とのバランスがすごい。(ベテランって呼んでいいんですかね、さすがベテランっておもいました)

アフタートークにて、エレ片のライブもありますと告知したあと、やついさんが
「もう、ずっとコント作ってますよ。次から次に新しいの書いてて。なのに、『最近、お笑いはやってないんですか?』とか言われちゃうんだよなあ!『最近DJやってるんですよね?お笑いしてるときのほうが好きだったなあ』って。お前が芸人って呼んでる奴よりよっぽど俺のほうがネタ書いてるわ!!!!」
と吠えていたのも最高でした。

全日本コントファンクラブ

  • オープニング

オープニングではMCの犬の心が登場。第四回目となるこちらのライブは毎回好評で今回も完売&立ち見席が出るほどだったとのこと。
押見「なんですけど、蓋をあけてみたら空席だらけですね」
とはいえ、今回も豪華な出演陣。
押見「なんと、キングオブコントの優勝者が1組も!」
いけや「1組も!ねえ!……ん、1組?」
押見「1組だよ。シソンヌがね」
押見さんの発言の意図を察してざわざわする会場&いけやさん。それでも1組だと押見さんが言い張るので、出演者を順番に確認していくことになりました。トップバッターのアイロンヘッドは優勝してない、やさしいズも優勝してない、インポッシブルはただの変な奴らだし、グランジはラジオDJのユニットでしょ、パーパーとわらふぢは今年のファイナリストだけど優勝してないし……。
押見「しずるか!しずるが優勝してるのか!?」
いけや「してないよ!ライス!」
押見「ライスはキングオブコント出てない!」
そんなこんなでキングオブコントの話で盛り上がりましたが、押見さんいわく、いまはM-1の準決勝前でコントはいちばんのびのびできる時期なのだそう。こちらも賞レースのことはわすれて、のびのびコントをたのしむことにしました。

ところで、前半にグランジがネタをやっていたのですが、舞浜にあるエレクトリカルなパレードのコントだったため、生配信の画面はグランジのときだけ真っ暗だったそうです。
いけや「あいつらはあいかわらず言うこと聞かないよね」
中継がはいるからダメだと言われているのに、配信できないネタをやるグランジを「遅れてきたヤンキー」と称する押見さん。グランジがいちばんのびのびしていたのでした。

中MCでは今年のファイナリスト2組が登場。

決勝に出てなにか変化はあったかと聞かれ、決勝以降どんどん仕事が減ってきていると話すパーパー。わらふぢもとくに変化なしだそうで。
ほしの「だから、もう山田さんがコントするの嫌になってきちゃってるんですよ」
もともと山田さんはコントに対して情熱がなかった(夢は「名探偵コナンの映画にゲスト声優として呼ばれること」だそうです。そのために、お笑いで名をあげて、キャスティングされたいらしい)けれど、コナンに出たいがためにがんばっていたのに「あんなことになっちゃったから……」。
この発言をきいて、たった一回の失敗で諦めるなよ!いくつだよ!23!?まだまだ次があるじゃねえか!と押見さんがお説教モードに。
押見「お前はいくつだ」
なるお「36です」
押見「もう終わりだよ!」
なるおさん、とばっちり。

しかしもともとやる気のなかったあいなぷうだけでなく、ふぢわらさんもキングオブコントの生放送中に「もうコント嫌だな……」という心境になったのだそう。
なるお「楽屋で、この2人(山田、ふぢわら)でユーチューブはじめようかとか言い出したんですよ。ドキドキしたよもう……」

決勝に行っても状況ががらりと変わるわけでもないので、犬の心が決勝に出たあとはどうしていたのか知りたい、というわらふぢ。
押見「どうしたらいいのか俺たちが知りたいよ!」
結局、いけやさんは料理でテレビに出ているし、チョコプラもあんなにいいコントをずっと作り続けていてもIKKOさんだったし、コントの大会で優勝することと売れることは関係ないのかもね、そういうことじゃないのかもね、と。
押見「あれは、プライドの戦いなんだよ。どれだけコントに情熱かけてるかっていう。……だから、パーパーは無理だよ」
ほしの「そんな!山田さんはあれですけど、ぼくはコントでがんばりたいんですよ」
ふぢわら「ぼくは今日からIKKOさんのモノマネをがんばります」

  • エンディング 

エンディングでもまた、「ライスがキングオブコント優勝だなんて認めない」と言い出す押見さん。「なんだと?」と関町さんも喧嘩腰で応酬します。「あ?」「あ?」と言いながら近づいていく2人。ふっと関町さんが立ち止まり、振り返って一言。
「だめだこれ、覚醒剤やってるわ」
最後の最後にものすごい大爆笑が起きました。
押見「エンタメの場で覚醒剤って言うな!」

ちなみに、この関町さんの「覚醒剤」発言を聞いたうしろシティの金子さんが「わー!」って感じで目を大きく見開きながら、両手でぎゅっと心臓を押さえるポーズをしていたのですが、どういうリアクションだったのだろう。

  • その他ネタのこととか

「あの人ウケてたよ〜」みたいな感覚があまりわからないような気がこれまでしていたのですが、今日はなんとなく客席での肌感として、うしろシティラバーガールがめちゃくちゃウケていたような気がします、と書いたあとでやっぱり実際のところわかっていないのじゃないかと不安になってきたのでうしろシティラバーガールで個人的にたくさん笑ったし隣のおじさんもたくさん笑っていました、としておきます。
なんとなく、お笑い素人からすると「ルミネは吉本のホームだから吉本の芸人さんの方がウケやすいのでは」というイメージがあったのですが、客席にいる1人がそんなことを考えている時点で別に特にそういうことはないんだろうなと自分の存在が自分のイメージの矛盾になってしまっていることはさておいて、ほんとうにそんなことなかったので驚いたし、うしろシティラバーガールもすごいな〜と思いました。(金子さんの演じるおじさんはいつも哀愁があっていいですね)
チョコレートプラネットの名前がスクリーンに映し出された時だけゆいいつ、「きゃあ〜〜〜〜〜〜!!!!」と歓声が起こっていたのも感動しました。松尾さんが出てくると「かわいい〜」という声も上がっていて。チョコプラ、男性人気なイメージがあったのでびっくりしました。意識してなかったのですが、言われてみれば松尾さんのキャラってちょっとおばかでかわいいのが多い気がする。そうか、かわいいのか、とチョコプラの「かわいさ」の発見の日でもあったのですが、それは逆にルミネだったからのような気がします。今日のチョコプラのネタは「意識の高い棟梁」だったのですが、スーパー小道具ショーって感じでめちゃめちゃ楽しかったです。

ライスが舞台を広くつかって、どたばた動きも激しかったのがよかったな〜〜。登場人物たちのやりとりだけで状況が変化していくような会話劇も好きなのですが、身体と身体が!生で!ぶつかっている!!!!みたいな興奮は舞台ならではって感じがします。

以前、別のエントリーで「わらふぢなるおのコントはコントの外側と内側、コントの登場人物間で情報格差を作ることで笑える状況に持っていくのがすごい」みたいな気持ちの悪いことを書いたのですが(ほんとうに気持ち悪い)、今日のネタが「名探偵」が登場するものだったので、上記の気持ち悪いやつ、まさにじゃん!!!とちょっとテンションが上がりました。まさに、作者と読者で持っている情報に格差があるからこそ成立する推理小説じゃん!「読者への挑戦状」じゃん!新本格じゃん!(ミステリ詳しくないのでおそらくまちがっています)だからなんだという話なんですけど、でも、わらふぢなるおのスタイルにぴったりはまっていると思われる設定のネタを見られたのがうれしかったです。見れば見るほど好きになっていくなあ。

やさしいズもまた、見れば見るほど好きになるなあと思いました。
今日もほんとうに優しかった〜〜〜〜〜〜〜!!!
カップルのネタ(佐伯さんが彼女役、たいさんが彼氏役)だったのですが、まだまだやさしいズ初心者なので、たいさんのあのオラついた雰囲気に最初、少しだけびくびくしてしまいました。見ていて一番ストレスな「DVカップル」的な展開だったらどうしよう、と。彼氏が暴力的なのに、彼女は彼氏のことが好きだし、おまけにちょっとおばかなので、暴力も受け入れてしまう、みたいな話だったらほんとうに嫌だな、と勝手に先読みして心配してしまっていたのです。
だけど、それは当然杞憂で、やさしいズはほんとうに優しい〜〜〜〜〜!!!
DVに行きつきそうな流れをすべてポジティブな方向で裏切ってくれるんですよね、優しい2人が優しい相手のことを優しく想いあっているのにめちゃくちゃおもしろいウルトラハイパーMAXハッピーコントでした。優しいよ〜〜〜〜!!!見ている人はもちろん、物語の中の人も誰1人として傷つけられることのない世界なのにめっちゃ笑えるのだから、そんな優しいことってないよ!

あと、なんか公演中に書いたメモに「インポッシブル、タランティーノの快感」ってあったんですけど、じぶんのことながらちょっとなんのことだかわかりません。

2017/11/4 ラジフェス2017・24時台三兄弟ステージ

観覧に当選した(わ〜〜〜〜〜い!!!!!!!)ので、TBSラジオ24時台三兄弟(アルコ&ピース、うしろシティ、ハライチ)のステージを観てきました。

観覧当選した人たちはイベントのはじまる1時間前に「星のギガボディ」ではおなじみの謎のウルトラマン像の前に集合することになっていたのですが、ちょうどM-1準々決勝の結果発表のタイミングで。あちらこちらから「えっ!?ウエストランド敗退!?」「ゆにばーすは行ってるのに……」「結構落ちてるな……ヤーレンズ……」「三四郎は通ってる!よかった〜」といった声が聞こえてきました。
そんななか、じょじょにみんなが今の状況に気づいてざわざわしはじめます。
ハライチは通過したのに、アルコ&ピースは落ちている……。

オープニング

それぞれの番組でおはなしされていたとおり、「ブチアゲ」岩井先生が登場して、いきなり会場大盛り上がり。
「盛り上がる準備はできてるかー!?」「ブチアゲていくんでよろしくー!」と台本から一切目をそらすことなく、ブチアゲテンションでセリフを読み上げてくれました。脚本に忠実な岩井先生。(その後のネタの頭で「こっからは自分の台本で喋れますよ」と発言。)

その後のトークでは、なんであんなことやらされなきゃいけないんだと不服そうな岩井さんを、平子さんや金子さんが「岩井のこと知らないやつが台本書いてるきらしかたない」(台本を書いたのはアルコ、うしろの番組の作家さん)「岩井のこと、元気な子だと思ってるから」となだめていました。
金子「岩井のこと、サンシャイン池崎とおなじ事務所ってことしか知らないから。あんなテンションだろって」
ちなみに、岩井さんのブチアゲMCのとき、岩井さんのバックにスーツ姿の空気階段のおふたりがいたのですが、「台本にいじるくだりがなかったから」一切そのことには触れなかった岩井先生。
澤部「ブルゾンちえみと同じ事務所だからwith Bみたいなの付けとけと思ったんでしょうね」
平子「空気階段なんて、今いちばん尖ってる時期なんだからあんな格好でイヤだったろうね」
岩井「いやいや、いちばん尖ってる俺がやってますからね!?」 

ネタコーナー

 ブチアゲ岩井先生with Kが一旦ハケて、ネタコーナーへ。ブルーノ・マーズの曲が流れ出し、「おお〜!!!」と歓声に包まれる客席。
それぞれの番組テーマ曲をネタ時の出囃子として使用するという粋な演出だったのですが、特にこの曲はめちゃくちゃ高揚感があって、今からすごいイベントがはじまるんだ……!とゾクゾクしました。かっこよかった。

youtu.be

 ネタは番組順での披露だったのですが、アルコ&ピースがなんとあの伝説のコント「ブロークバック・マウンテン」を披露。
「コント、ブロークバック・マウンテン」という平子さんによるアナウンスが流れただけで会場が大爆笑に包まれていました。出オチすぎる。
ネタは「うわ〜こういうちょっとゆるい空気感とか、間で雰囲気作りたい感じとか、でも『優香』って固有名詞で俗っぽい毒気もあるのを見せたい感じとか、やりたいことはめっっちゃわかるんだけどひでえ〜〜〜!!!」という本当に先日のトーク通りのネタでした。終演後、一緒に見に行っていた友人と「ひどかったね」「まあ、このイベントでしか絶対に見れないと思うと得した気分だけど、ひどかったね」「盛大な内輪ネタだし」「でもそこが好きなんだよ」「そうなんだよ」「しかしあれはどこまで平子っちが手を加えたのかね」「加えててもあれなのかな」「ひどいね」「ひどいね」と非常に会話が盛り上がりました。ひどいね。
あまりにウケないからか、酒井さんがちょいちょい俯いてにやにや笑っちゃってるのがよかったです。ちゃんさかわいい。 

うしろシティは短めのコントを3本。
アルコ&ピースが盛大な出オチをやって散々引っ掻き回した直後でなんとなくやりづらい雰囲気を感じていたのか、2本目のネタのあと、金子さんが安心したように「よかった〜ちゃんとウケた」と胸をなで下ろしていました。
阿諏訪「ウケたとか言わなくていいよ」
金子「いや、アルコのあの感じから今日はウケないのかなと思ってたから。ちゃんとやればウケるんだね!」
阿諏訪「言わなくていいよ!」
3本目のネタは入れ替わりのネタだったのですが、小道具で使うはずだった携帯電話を金子さんがズボンのポケットに入れ忘れた状態で出てきたため、阿諏訪さんと入れ替わっているはずの金子さんが金子さん自身のことを「俺」と呼ぶなど、なんかこんがらがったことに。携帯に保存している彼女の写真を見せるというシーンだったのですが、金子さんが携帯を持っていないので「これ、手に直接描いた絵なんですけど。彼女です。かわいいでしょ」とアドリブで乗り切っていました。ゆるふわ〜。

最後に、ハライチが登場。
ハライチの漫才は文句なしにめちゃくちゃ面白くて、最後にばしっと決めてくれるハライチさんさすがだな〜そりゃあM-1も通過するよな〜〜〜と思いました。

トークゾーン

 ハライチのネタ後、アルコ&ピースうしろシティもステージへ再登場。
先ほどM-1に落ちたばかりのアルコ&ピースのお二人が荒れまくっていました。
平子「この世のセンターマイクを全て燃やせー!!!!」
酒井「燃やせー!!!!」
平子「我々は断固ウエストランドを支持する!」
酒井「支持する!」
M-1の当落といえばウエストランドなの?????(関係ないですけど、ぐちラジの「ゆにばーす川瀬名人で30分 - ウエストランド・井口のぐちラジ! #884 - YouTube」の回がすごく好きです)

「楽屋で平子さんがすごく落ち込んでいた」と話す阿諏訪さん。落ち込みすぎて感情をどう処理したらいいのかわからなかったようで、ぐぐぐっと唸ったあと、突然「燃やせ!」と叫び始めたそうです。
阿諏訪「燃やせってなんだよ、何をだよ」
平子「漫才という概念を燃やせ!俺らはコント師だ!」
阿諏訪「キングオブコントなんて2回戦で落ちてるじゃん」
澤部「よりダメじゃん」
岩井「散々だな」
一方で酒井さんはというと、同様に楽屋で結果を確認しながら、金子さんに向かって「あれ〜?俺の端末では、落ちてますね」と話していたそうです。どの端末でも落ちてたよ!

(今年のM-1Gyaoで再生数での勝ち上がりがあるらしいですね)

gyao.yahoo.co.jp

それから、3組の自己紹介ののち、話題は「今、番組で盛り上がっているテーマ」のことになり、
平子「うちでは今、空前のボイパブームなんですよ」
酒井「おっくんまじやべえ」
と、アルコ&ピースがボイパを披露。
当初、酒井さんが「喉を使った」ボイパをする流れだったのですが、平子さんもボイパができるのなら、平子さんのボイパに合わせて、酒井さんがラップしたらいいのでは?ということに。
金子「去年に引き続き今年もラップを……」
阿諏訪「平子さんのビートに合わせてラップってもうクルーだよクルー」
ボイパ&ラップのクオリティはみなさんご存知の通りだったのですが、本人たちは「漫才の向こう側、見えたな」とM-1を乗り越えられたようだったのでよかったです。

うしろシティは消しバト、ハライチは能力者の話。
岩井「…今日も、(能力者が)いるな」
そのあとで、「今日、3組とも知らないけどきたよーってお客さんいますかー?」と平子さんが聞くと、かなり前方にいた男性が挙手。
酒井「お前、もしかして能力者だな!?」
岩井「能力者が集まっているって情報だけで来てるね。今日は能力者フェスだから」

青空大食い大会

待ってました大食い!
MC役として澤部さんが「ここからは私が仕切らせていただきます」というと、客席から「いけー!ハゲー!」と野次が。
澤部「誰だハゲって言ったの!殺すぞ!!殺すぞ!?俺は岩井の相方だぞ!」
岩井の相方!

うしろシティが「なんで酒井くんの案が通るんだよ」と文句を言う中で、酒井さんは「やべえ〜腹減ってきたわ〜」と肩をまわします。

今回の大食いは、星のギガボディ内で決定した「ストイック飯」フルコースの中から、「食べたら普通にうまかった」らしいエクレア(食パンにポッキーを挟んでミルクをかけたもの)で勝負。10分間で何個食べられるかを競います。
選手は各番組から酒井・金子・岩井。
澤部「3番組対抗ですからね。岩井!負けんなよ!」
岩井「いや、だいたいハライチなんもこの企画に絡んでないのになんでやんなきゃいけないの…」
平子「岩井はネコみたいに食べてね」
澤部「要素うっす!」
酒井さん持ち込みの企画にあまり乗り気ではなさそうな岩井さん。
金子さんは「前回コロッケは食べられなかったけど、甘味は得意なんだよ」とそれなりに闘志がみなぎっているようでした。

今回の大食いでも、味変のために放送禁止シェフ・サイゲンD介さんがオリジナルのソースを作ってきていました。
「去年もなんかソース作ってきたんだよなあ」と思いっきり顔をしかめながら言う酒井さんに「まずそうに言うなよ」と金子さん。しかし、阿諏訪さんの持ってきたソースがえげつない紫色をしていたので酒井さんは「うげえ〜!!!なにそれ!?」とますますまずそう顔になっていました。紫色はブルーベリーソースを使っているからだそうで、ブルーベリーとクリームチーズとはちみつという見た目に反してとてもおいしそうなレシピではありました。
阿諏訪さんがソースをいれてきた瓶にスヌーピーのイラストがプリントされており、岩井さんから「スヌーピーが登場する漫画がピーナッツなのにブルーベリーってややこしい」とつっこまれていました。てゆうか、ずいぶんかわいらしい瓶をご自宅では使っているんですね!!!!?
おまけに岩井さんは「人が作ったやつやだ〜!気持ちわり〜!」と潔癖発言まで。
せっかく作ってきたのに散々な言われよう。

それではスタート、という時になって、突然岩井さんが
「ていうか、酒井さんって、俺らのこと岩井さん澤部さんって呼ぶよね」とぼそり。
酒井「いま!?いまそれいう?????裏でやろうぜ」
岩井「だって先輩なのに」
酒井「先輩じゃないっすよ」
澤部「先輩でしょ?」
酒井「先輩じゃないですって。だって俺、阿諏訪くんと同期だもん」
澤部「じゃあめちゃめちゃ先輩じゃないですか!」
酒井「先輩なんか」
芸歴がごちゃごちゃしている。
(酒井さん、阿諏訪さんのこともずっと「阿諏訪さん」って呼んでたけど最近芸歴が一緒だとわかって「阿諏訪くん」と呼びはじめたっぽいですね。鰻メンバー。)

それから、ついに大食い大会が幕開け。
で、出た〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!金子の両手食い〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
(ステージでは特に触れられていませんでしたが両手食いに唇にクリームつけたままのおちゃめなやつやってました。)

ひたすら食パンを食べる3人。
「…これが10分間続くの?」と平子さんが思わず呟いてしまうほど、最初は地味な展開だったのですが、2分が過ぎたところから酒井さんが小林尊スタイルでパンをべしゃべしゃ水につけはじめたり、「は?カウント4ってなってるけど、俺5個食べたよ!ちゃんと数えろや!」とカウントをちょろまかそうとしたりと派手な言動で盛り上げていきます。(阿諏訪さんがお皿の枚数を数え「いや、4個だよ」と言うと「……は?」とめっちゃ冷たい声で答えていたのがすごい笑いました。)

と、酒井さんが4個だ5個だと揉めている中で、実はめちゃめちゃ食べすすめていた岩井さんが6個目を完食します。
澤部「岩井がすごい!早いぞこいつ!まさか、今日のダークホースはこいつだったのか!」

一方、金子さんの様子はどうですか、と澤部さんが尋ねると
阿諏訪「金子は左右にゆらゆら揺れながら食べています!」
澤部「ダメだ」
平子「ただ、地味に岩井より、酒井と金子の間に差がないんだよな」
この時点で、金子さんと酒井さんは2個差。
岩井さんのスピードがとにかく速く、どんどんと酒井・金子両氏との差を広げていきます。誰も予想していなかった展開に大盛り上がりし、カメラもずっと岩井さんに釘付け。時折空を見上げる岩井さんの顔がスクリーンに大写しになります。
平子「岩井が今、ちょっと吐きそうな顔をしましたね」
澤部「まずい!言ってなかったですけど、岩井は割とすぐに吐きます!割と小ゲロをします!」
平子「スタンド・バイミーの大食い大会みたいになっちゃう」
阿諏訪「懐かし〜」
この「スタンド・バイミー」のときに酒井さんがめちゃくちゃ笑ってて、本当に映画ネタ好きなんだなあと思いました。

勝負が佳境に入ると、立ち上がりジャンプして「落とす」岩井先生、水を「スポーツドリンクのように真っ白」にしながらじゃぶじゃぶつけて食べる酒井さん、そして小声で阿諏訪さんに「これからは俺の時間だ」と呟いた金子さん。
平子「俺の時間ってなんの時間なんでしょうかね」
阿諏訪「それはわかりませんけど」
でも、金子さんはまだ水を一滴も飲んでないから追い上げの可能性があると相方の肩をもつ阿諏訪さん。
阿諏訪「てゆうか、誰か味変しろよ!!!!」
ここまで、誰も阿諏訪さんのお手製ソースを使わず。

ラスト1分、金子さんが勝負に出てパンを4枚重ねで食べはじめます。
澤部「ちょっとラストスパートかけるのが遅かったんじゃないでしょうか。残り1分!間に合わない!もう、金子さんはいじめられている人にしか見えません」

そんなこんなで10分間の大食いは終了。
最初こそ「これが10分……」という感じでしたが、終わってみればあっという間で、もっと見ていたかったような気がします。
結果は、岩井さん15個、酒井さん11個、金子さん8個(4枚重ねを半分くらい食べたのでおまけで9個)で岩井さんのぶっちぎり優勝。
阿諏訪「奇しくも酒井くんはコロッケと同じ11個でしたね」
澤部「なんでも11個しか食えないんじゃないでしょうか」

まさか、当初あんなにやる気のなさそうな岩井さんがこんな記録を残すなんて…と感動し「かっこよかった」とメンバーみんなが口々に岩井さんを賞賛していましたが、ほんとうにほんとうに岩井さんかっこよかった〜〜〜〜!なんというか、大食いって当人たちでは展開をコントロールしようのないドキュメンタリーじゃないですか。だからこそ、大食いをしない人が3人もいて、その3人(平子さん、阿諏訪さん、澤部さん)であればどういう展開になったとしても面白く盛り上げたりいじったりできていたと思うんです。そんなプレイヤー自身では展開をコントロールできないような状態において、大方の予想を裏切って岩井さんがぶっちぎりで速いという状況が生まれていたことがほんとうに奇跡みたいで。あの「岩井が速い!?」とMCチームが気づいた時の驚きとか、意外性からくるおかしさとか、ぜったいに「お笑い風」では作り出せないものだと思ったし、岩井さんって身体がもう「お笑い」でできてるんだ…だからあの場所で急に大食いができるようになってあんな展開を生み出せたんだ…すごすぎる…と感動が止まりませんでした。

酒井「マジでこいつ、ホンモンのチャンピオンだわ」
岩井「あんたたちが持ってきた企画と食いもんで俺が勝つってどういうことなんだよ」
最高。

物販で鴉ボールペンもゲットできたし、出展ブースで日本酒の試飲ができたり、納豆とかお化粧品とかのサンプルももらったしラジフェス最高〜〜〜

2017/11/2 弱い人たち第3回コント公演「しあわせになりたい」

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ひとびとが円山町に行く目的をかんがえればひとりで歩いていることがもう弱いって感じもするのですが、映画だったり、お笑いのライブだったり、あとはたまに音楽のライブにも行くので、ひとりで行くしかない円山町、きょうは「弱い人たち」(ラブレターズ塚本・ゾフィー上田・ポテンシャル聡・玉田企画玉田)の第3回コント公演『しあわせになりたい』を観に、ユーロライブへ行ってきました。

開演5分前、トイレに行こうと客席を出ると、三四郎の相田さんが入口付近にいらっしゃいました。おおお、と思ってると、おそらく喫煙所から楽屋口へ戻る途中の塚本さん&芝さんがいらっしゃって、
塚本「えっ有名人いる」
芝「相田きてんじゃん(笑)」
とおはなしされていました。ちょうど相田さんと芝さんの間にトイレがあったのでおしっこ行きづら。相田きてんじゃん(笑)て。

まだ公演中&こういうライブについてひとつひとつのネタにつっこんだ感想を書くことが苦手なので、初日を見終えてすぐの雑感を書き記しておきたいと思います。たぶんネタバレはないとおもうのですが、明日観に行く方は念のためお逃げください。
(余談なのですが、単独ライブとかこういうの、初日に観に行くのがすごい好きです。セリフの定着が甘いところがあったり、ほんとうはここでもっとこういう反応予想していたんだろうなあ〜(明日は調整するんだろうな〜)といった、未完成感がおもしろい。お芝居って生ものだなというのがびしびし感じられていいです。)

おもしろかった〜〜〜!

まずさいしょにどうしても言っておきたいのが、パーパーほしのさんがめっちゃよかった、すんごいよかった。(もちろん、弱い4人の演技もすばらしくて、とくに、いきってる塚本さんがもうほんとうにむかつくかんじでよかったです)
キングオブコントだったり、ネタ番組だったりでさいきんパーパーを目にする機会が多いこのタイミングだったからこそのよさというか、お客さんたちもみんな「ほしのディスコのあの感じ」を知っているからこそ、演じられるキャラクターが弱いことを言うたびに「待ってました!」な笑いが起こるのがほんとうによかったです。今回最弱なんじゃないでしょうか、ほしのさん。特にほしのさんのキャラのインパクトが強かったのですが、後述するやさしいズたいさんやモグライダー芝さんも「らしいな〜」と思うキャラクターだったので、あてがきの妙、というのもあるのかも。

逆に、今回最強だったのはモグライダーの芝さんだったとおもうのですが、以前、ライブでトップリード新妻さんの書いたコントを演じている芝さんのスーパー台本スティック読み演技を見たことのある身としてはそのへんも楽しみポイントでした。

ちょっとびっくりしたのが、設定の説明だったり、物語を進めるための台詞といったコント特有の台詞はまわりにくらべるとすこし言いまわしのかたいところがあってにやにやしながら見ていたのですが、ツッコミやボケのセリフになると、とたんに自然体になって「いつもの芝さん」になるんですよね。ふつうに端っこで他のメンバーのやりとりを笑いながら見て、笑いながらつっこんだりボケたりしている様子がふだんのライブでの平場でのそれで。天性のお笑いマンじゃん……!(お笑いマンって称号、超恥ずくないですか???)
あと、ずっと前髪を下ろしていたため「俳優の色気の人」でした。俳優の色気〜

そんな芝さんとやさしいズたいさんが公演全体を通して「強い人」だったのですが、「強い人」の2人にも強さの住み分けがなされていて、たいさんは「コントの文脈の中で強いことを言う人」、芝さんは「コントの外側からお客さんと同じ視点でものを言う人」(ツッコミって言うんだよ、そういうひと)だったように思います。そしておそらく、墨井さんもどちらかといえば強い人で、墨井さんは「そもそも文脈とか読まない人」。強い人のなかでも、たいさんより墨井さんや芝さんのほうがずっと強く見えました。もしかしたら人って、空気を読みすぎると弱くなるのかもしれない。

 強い人の強さにも種類があるように、弱い人たち4人の弱さも四者四様でバリエーション豊かなのだけれど、「強度」という尺度は暴力的で、どんな種類のものであっても、一列に強い、弱い、と並べられてしまう。そんななかで、強さ、弱さはそれぞれの個性と状況が組み合わさったときに簡単に上下がいれかわる、その上下関係の変化の様と、変化を起こすための状況のつくりかたとが鮮やかでした。

ひとつだけ、これは台本なの?ほぼアドリブ???と気になるネタがあって(なんといってもあの芝さんがずっといつもの芝さんだった、地下界ナンバーワンMC)、そこまでネタがバレないようにいうと、クイズのネタだったのですが、そのクイズが先ほどまで演じられていたお芝居を何度も何度も巻き戻して行われるもので、そういえば、そもそも「お芝居をすること」自体を扱ったネタがいくつかあって、それは玉田さんっぽいなあと素人目ながらに思ったのですが、そのクイズネタが最終的に正解がなんであったのかを発表しなかったのが、とてもこの公演全体を象徴しているような気がしました。実はあのお芝居の中にこんな風に、クイズの正解が隠れていたんですよ〜という明確な答えがない。答えがあれば、「ああ!」とアハ体験的な気持ち良さがあったのかもしれませんが、正解発表がない、というか、そもそも明確に「正解」というものがないような、曖昧な感じがよかったのです。というのも、すべてのコントたちにおいて、それぞれの強さ、弱さのパワーバランスがあまりに些細な要素によって移ろってしまう中で、じゃあ、「弱い人たちの弱さの上下関係が変わるような出来事が起こったとして、それが彼らの人間関係の根幹を揺るがすか?」と聞かれれば、きっとそれは変わらない。彼らは弱く、優しいから、お互いの弱さを肯定して、弱い人たちは弱いままでいられるように努めると思うのです。
でも、何かが起こったのに、弱い人が弱さを脱却して強い人にならない、ということはもどかしくもあって。そのもどかしさがそれぞれのコントのオチ後の余韻になっていたように思います。すべての出来事が有機的に繋がって明確な何かを生み出すのではなく、彼らは弱い人のまま。だってあくまでこれは、「しあわせになりたい」であって、「しあわせになる」ではないのだから。何かが解決してしまってはいけないのです。きっと。
明確に伏線を回収してその巧みさに拍手をするだとか、そういうことじゃなくて、曖昧に、きれいに回収されないまま、弱い人たちの弱さがそのままそこにあって、強い人たちだって強いままで、でも、強さ弱さは絶対的なものではないんだよ、と曖昧なものを肯定する優しさ。クイズにはっきりとした正解はいらないとする態度。それは強さと呼んでもいいのかもしれない、と少しだけ思いました。

2017/10/31 白子とにんにくラーメン Vol.2

すっきりソング×モグライダー(ただしくは本田さん×ともしげさん)のライブ、「白子とにんにくラーメン」を観に、千川びーちぶへ行ってきました。初びーちぶ。千川ってここどこ。
ハロウィンにちなんで、仮装をしてきた人にはお菓子をあげます、というサービスがあったものの、予定を済ませてからの滑り込み参加だったので私服でびーちぶへ。(時間ぎりぎりだったのにちょっと道に迷って焦りました、意外な方向にある)

ふだん、出待ち等をまったくせず、芸人さん本人とおはなしすることへの耐性がゼロなため、受付を本田さん&ともしげさんがみずからされていたときは(急いできたこともあって)心臓がばっくばくだったのですが、おふたりのあのやわかーい雰囲気で比較的まともに口を聞けたような気がします。比較的。くらべると。

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ともしげ「今日なんか仮装してますかー?」
ぴぴぴ「あっえっしてません、すみません……」
(わたしの前にいた人は状況を察して「これ、コスプレにいれてくれませんかー?」ってかわいいネイルをお二人に見せていて、めっちゃスマートやん…!と思ったのですが、そんなやりとりを見ていたくせにあっえっとか言っちゃう)
ともしげ「仮装してきてくれた人にはお菓子プレゼントしてるんですー。本田さんの描いたイラスト付きです」
ぴぴぴ「そ、そうなんですねえ、ふへへ」
ともしげ「でもお菓子めっちゃ余ってて。ぜひ配りたいんですけど、なんかコスプレじゃないですか」
本田「なんでもいいですよ、OLさんの格好してきましたとか、街の女の子のコスプレですとか」
ぴぴぴ「あっじゃあ街の女の子で……」
と図々しく街の女の子のコスプレと主張してお菓子&ステッカーをいただいたのですが、よく考えたら今日競馬場にいるおっさんみたいな格好してたな。。。と虚偽申告をしたことを後悔しながら客席へ。

オープニング

 2回目となる「白子とにんにくラーメン」(本田さんの好きな白子とともしげさんが死ぬ直前に食べたいにんにくラーメンを足した名前だそうです。生うどん方式。断食しないでくれるとうれしい)、開催の理由は、
とも「芝くんが舞台とかあって、俺超ヒマなんですよ。超ヒマだから。芝くんは舞台に出るんです。ラブレターズとかがやってる『弱い人たち』ってやつで、来月の2日3日にあります」
オープニングから告知をかますともしげさん。(しかも相方の)

このライブは、(コンビのいつも怒られている方の)本田さん&ともしげさんが好きなことをやろう!という趣旨のため、企画等もふたりで3回打合をして決めたとのこと。
一方、コンビのいつも怒ってる方植田さん&芝さんは内容を一切聞かされないままライブに臨んでいるそうです。

それからお互いの近況などを軽く話しあいつつ(M-1だね〜とか)、話はすっきりソングの出演した「スマートフォンデュ」のことに。
プロデューサーの秋元康が収録に来ているかもしれないと思い、秋元康のエピソードを準備していたのにいなかったから残念だった……という本田さんに、「実はいたんだよ」という植田さん。スタジオにこそいなかったものの、でっかい会議室にでっかいモニターがあり、そこで秋元康が収録の様子を見ていたのだとか。
「ていうか、秋元康のエピソードってなに?」と聞かれ、本田さんが秋元康きっかけで彼女ができた話を披露。
「ぼく、数字が弱いから、20代のころに女子大生から公文式習ってたんですよ。
(ここで「公文式習ってたって言い回し、変じゃない?公文って学習塾でしょ」と一悶着)
計算とか習ってて。2+7みたいな。その女子大生にあるとき突然、『ジャンケン強い?』って聞かれたんですよ。それで、『ぼく、生涯で一度もジャンケン負けたことない』って言ったんです。
で、そしたらその子が『付き合おうよ』って。
というのも、その女子大生の子がちょっと前に秋元康の講演会に行ったんですって。そこで秋元康が『付き合うなら、何の根拠もないのに俺はジャンケンが強いって言う男にしろ』って。それで彼女ができました」 
ちなみにこのお話の時、芝さんが「本当にじゃんけん負けたことないの?じゃんけんぽん!」といきなり勝負を仕掛けたのですが、本田さんはきちんと一発目で綺麗に負けていました。なんだよ負けてんじゃんと言われると「これが人生で初めての負けです」と主張。本田さんはトーク中、すぐにこういう嘘をつく。

それから、一度はけてそれぞれがネタを披露。
めっちゃ個人的な持論なんですけど、「過剰なものはだいたいおもしろい」と思っていて(持論というか個人的な笑いのツボかもしれない)例えば顔がかっこよすぎる人を見るとかっこよすぎて「ウケる〜〜〜〜〜〜〜〜かっこよさが過剰〜〜〜〜!!!!!」って手を叩いて笑ってしまったりするのですが、モグライダーが出囃子「新世界より」で登場するのをひさしぶりに見て「曲が壮大すぎるしかっこよすぎるしともしげさんの『どうも〜〜〜』って軽やかな登場の仕方が全然曲に合ってないし、過剰な要素が多すぎる、全部が笑える隙すぎる」ってにやにやしつつ、しかし芝さんはあの曲にぴたっとはまっていてすごい。ぴたっとしていた。
ネタはかゆみ止めのやつだったのですが、ともしげさんが一言目から「かっかゆっ、むし、し、さかゆ、っかみめっ……すみません」かゆみ止めが言えない。
芝さんが静かに「かゆみ止めでしょ。あんたが『虫刺され』だと『しししししっ』ってなって言えないかなと思ったから『かゆみ止めにしていいよ』って言ったんだよ。ぜんぶあんたのためなんだから」と言い、それに対してともしげさんが「ありがとうねえ」とこたえていて、なんというか、このライブの趣旨がここにめちゃくちゃ詰まっている!!!と感動しました。ともしげさんのやりやすいように好きにしていいよ、と芝さんは投げつつも、きちんとケツは持ってくれる感じ。
たまたまなのだとは思うのですが、そういうライブ全体の趣旨が漫才のやりとりに小さく落とし込まれているマトリョーシカ状態をさらっと作ってみせるのってすごいし、この時この場所でしか文脈を共有できない笑いを味わえるライブ通いはそりゃあやめられないよなあと思いました。

企画「ハロウィンパーティーを全力で盛り上げよう」

企画はタイトルの通り、四人で全力でハロウィンパーティーをしようというもの。

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四人もコスプレして登場。
植田「みんな本格的な感じなのに、俺だけ漫画に出てくる事故った人みたいで恥ずかしいんだけど!」

企画では、3種目のゲームをして点数を競い合います。

と、いうのは表向きのお話で、ほんとうのゲームは上の写真にあるように、植田さんに怪しまれないように企画中にボディタッチをし、その点数を競おうというもの。植田さんへのドッキリ企画です。
(本田さん、ともしげさんの企画打合ツイキャス時には「芝、植田両人にこっそり触ろう」という話をしていたのですが、ともしげさんが「あいつ、意外と触られるの嫌がるんだよなー」とも言っていたので、植田さんだけになったのでしょうか。植田さんはむしろ終始うれしそうでした)

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タイトルの通り、ハイテンションでやりましょう!と本田さんが大声をあげる横で、「ジェンガってなんだっけ、積むやつ?楽しいの?」といまいちピンと来ていない芝、植田両氏。
おまけに、組み立て済だったジェンガをともしげさんが舞台に持ってくる途中で倒してしまい「すみません、倒しちゃった。組み立てるの大変だしジェンガやめとく?」といきなりローテンション。どうする?やめる?と本田さん、ともしげさんがもごもごしているなか、一番ジェンガにピンと来てなさそうな芝さんが率先して組み立て直しはじめます。
4人でがちゃがちゃやってなんとか組み立て直せたので、仕切り直し。植田さんが「よし、テンション上げていくぜ」というと、芝さんも「やりましょう!」とスイッチを入れたようです。
そして、本田さんの「ハイテンションジェンガー!!!」の掛け声に合わせて「イエーイ!!!!!!!」と叫びながら着ていたマントを翻し、ジェンガタワーをいきなりパンチする芝さん。全員の「えええええええ!?」という声を無視して、ジェンガの載っていた机まで蹴り倒すハイテンションぶり。笑いとは破壊ってこんな物理的な意味だったの。(でも、どうする?やる?やらない?の微妙な感じを破壊するのってこれだったんだと思う)
というわけで一瞬でジェンガ終了。

  • インディアンポーカー

それぞれの額に貼られたワードを口にしたらアウト。敵が言うように仕向けながらトークをしていくというもの。

植田さん:M-1
本田さん:そうですね
ともしげさん:楽しい〜
芝さん:ウソつけ!

それぞれ言いそうなワードを額に貼ってお話します。

植田さんから「M-1」というワードを引き出すため、「一回戦では植田さんがギプスをしていた」ことから連想して、まずは本田さんが植田さんへ怪我の話を水向け。
早速「骨折れたの、こっちでしたっけ?右?左?」とともしげさんが植田さんの腕へタッチ。便乗して本田さんも同じように植田さんの手首をさすります。そこへ、植田さんから離れた場所に立っていた芝さんもやってきて、
「違うよ、ここでしょ」
といきなり股間を鷲掴み。大胆。植田さんには隠しておかなければならないのですが、客席にもちょっと「おお……」と感心したような笑いが起こります。
突然股間を掴まれた植田さんはといえば、不審がるどころか
「芝くん、もっと触れよ」
とまんざらでもなさそうな笑顔を見せます。これに便乗して、ともしげさん、本田さんもさらっと植田さんの股間を一回ずつタッチしていました。

特にメインの2人がゲームに気を取られてしまってすごく喋りづらそうにしていたのでなかなかトークが盛り上がりにくい雰囲気ではあったのですが(最終的に「なんなのこれ?」と芝さんに言われていました)、以下、いくつか気になったトーク

・来年の豊富
本田「お笑いで稼いだお金でいっぱい食べてふとりたいです」
植田「そしたら金返せよ」
とも「本田さん、植田さんにお金借りてるんですか?」
本田「はい」
植田「めちゃくちゃ借りてるよ!軽買えるくらい」

芝「俺は車買います。しかきぃーやつ。国産」
本田「いいですね、車」
とも「僕、運転好きなんですよ」
芝「俺の車、なんでお前が運転するんだよ」

・お客さんからの質問「ワンナイトの思い出はありますか?」
芝「ワンナイトってワンチャン的な?すっきりさんあります?」
本田「おばあちゃんちに1人で泊まったって話じゃダメですか?」
芝「おばあちゃんとワンチャンあるならいいですよ」

・お客さんからの質問「好きな女子のコスプレは?」
本田「男装してほしいですね。ガテン系とか。で、熱くなったマフラーをじゅって押し当てられたいですね。ふふふ」
とも「あ、そっち系ですか?」
芝「痛ーい思いするのが好きな方の?」
本田「そうじゃなければ…(そっと植田さんを見る)」
とも「SMプレイなんですね!?」

  • ツイスター

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 見たことあるけど実際やったことないね、なツイスターゲーム
1人MC役が必要ということでともしげさんが芝さんをMCに任命。
順番はどうしようか〜と三人が話していると、MC芝氏が「俺が決めるよ」と言い、三人を横に並ばせます。
「ちんこのでかい順でやります!では確認します」
MCの立場を利用してここぞとばかりに植田さん股間チャンスを生み出す芝さん。
確認という体で、本田さん、植田さん、ともしげさんの股間を順に鷲掴みし、さらに、植田さん、ともしげさんの間を3、4往復くらいして触り比べます。
芝「じゃあ一番は植田さん!」
植田「一番おっきいってこと?」
芝「一番大きくて見た目も気品があってかっこよかったです!」
いつ見たの。

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いざはじめてみると、地味な展開が多く、「思ったより地味だ…」と漏らすともしげさんと「ツイスター、つまんねえゲームだな!」と言っちゃう芝さん。そんななかで地味にどんどん本田さんだけ負荷が上がっていきます。最終的にはともしげさんに乗っかかられて2人同時に崩れ落ちアウト。全てのゲーム終了です。

植田「これを本当にやりたかったの?」
芝「3回、打合をしたんだよね?」
厳しい。
でも、ともしげさんと本田さんが「これをやりたかったんです!楽しかった!」と言い切るので、まあいいか、と許すお二人なのでした。植田さんがフォローするように「普段出てるライブってガチガチに段取りが決まっているものが多いから、たまにはこういうゆるゆるなのもいいよね」と言っていて、めちゃめちゃやさしい…!と思いました。

ドッキリネタばらし

「これがやりたかったんですけど、でも実はこれだけじゃないんです」と本田さん&ともしげさんから植田さんへ実は今日の企画の趣旨は「バレないように植田さんに触ろう!」だったことをばらします。特に事前に内容の共有はなかったものの、芝さんもこれだけは聞かされていたんです、と植田さんに告白。
芝「なのに、2人が全然触りに行かないから!俺だけすっげえ触っててただのきめえ奴みたいになってたじゃん」
本田「芝さんなんであんなに植田さんにベタベタ触るんだろうってちょっとイラっとしたあとで『あ、そういうルールか』って」
自分たちで設定したルールを忘れて勝手に芝さんにイラっとする本田さん……相方にベタベタ触られたらイラっとするものなの???
植田さんは植田さんで「大きいとか形がいいとかいうし、ちょっと芝くんのこと意識してた。別に、『いいかな』って」と芝さんに対してその気になっていたそうです。

そんなこんなで植田さんに触ろうゲームは芝さんがぶっちぎりの720点を記録して優勝。股間を計7回触っていたそうです。
本田さんが「地味にずっと植田さんの肩や腕を触っていた」とのことで2位にランクインしていたのが地味におもしろかったです。

負けた本田さん&ともしげさんには罰ゲームとしてタバスコドリンクが用意されていました。が、「M-1の直前なのに喉を痛めるのはどうなのか?」との疑念が浮上し、どうする?飲む?とまたぐちゃぐちゃしはじめます。
芝「こんなこと言っちゃあれだけどさ、ウケるんだったら飲んでいいよ。ウケないんだったらやめてよ」
とりあえず、罰ゲームをやるかやらないかは置いといて、終演までトークをすることに。

トークコーナー

お客さんから募集した質問を元に、4人でフリートークをしていきます。

・質問「芝さん、植田さんは髪のセットにどのくらい時間をかけていますか」
芝「4秒です」
植田「4時間です」
実際には、芝さんはパーマの調子がよければ5分もかからない、植田さんも一分くらいとのことでした。意外と早い。

・質問「お化けは信じますか?」
芝「バリバリ信じてます」
本田「意外ですね」
芝「俺ね、見える子だったの。もう今は見えなくなっちゃったけど、二十歳くらいまでは見えてた」
ある時、とある建物の前で車を停めたところ、その建物にかけられたカーテンの隙間からはっきりと女の人の目が見えた、という芝さん。夜中だったこともあり、明らかにやばいものだとわかった芝さんは慌てて車をバックさせますが、後ろに乗っていた弟さん(より霊感が強いらしい)が突然「痛い痛い痛い!」と叫び出したそうです。
怖くなった2人は慌てて近所にあった友人の家へ駆け込み、部屋中の電気をつけます。
その時、弟さんの脚を見ると、たくさんの指の痕が……。
とはいえ、その建物は集落の真ん中(芝さんの「集落」発言でざわつく客席。まえにうしろシティ阿諏訪さんがラジオで芝さんの地元のことを「TRICKに出てきそうな村」と言っていたのを思い出しました。幽霊出そうじゃんねいかにも)にあるので、通らないわけにもいかないということで、翌日の昼間にもう一度確認しにいったそう。すると、そもそもその建物にはカーテン自体かけられていなかった……
芝「だから、俺は余裕で幽霊信じるよ!」

iPhoneデビューした芝さん
ずっとガラケーだったのに、ついにiPhoneを買った芝さん。
「SIMってゆうの?あのちっちゃいカードみたいなやつ。あれを抜いた途端、ガラケーが死体みたいに見えちゃって。ずっと使ってたのに悲しい!って。脳死みたいな。だから、せめて完全に死んでしまわないように、いまだに充電して電源が落ちないようにしてる」

・質問「一年で一番好きなイベントは?」
本田:節分。実家にいた頃も一人暮らしをはじめてからも毎年欠かさずやっている。
芝:クリスマス。いまだに子どもの頃の「何かプレゼントをもらえる」というワクワク感を引きずっている。年末の雰囲気も好き。
植田:M-1。勝っても負けてもヒリヒリする。生きていることを実感できる。

・本田さんの羞恥心
本田さんは毎日走ってる動画をあげたり、外で人がたくさんいるところで大声で動画を撮影したりしているけれど、羞恥心はないのか、という話に。
本田さん曰く「羞恥心はなくなった」とのことですが、唯一、「食事の写真をSNSにアップするのは恥ずかしい」のだとか。高級なものをアップしても、いつもの食事(ガスが止まっているので硬いままのパスタとか)をアップしても、そこから生活レベルを割り出されてしまうのが嫌なのだそうです。動画は「ボケ」というキャラがのっているからいいけど、素をさらけ出すのは恥ずかしい、と。芝さんが「あーわかるかも」と共感されていました。

・芝さんの羞恥心
賞レースの決勝に出ると、当日、びーちぶで芸人さんたちが待っていてくれて凱旋パーティー(もしくはお疲れ会)が開かれるのがお決まりですよね、という話に。
もしモグライダーが決勝行ったら、びーちぶで待ってるよという植田さんに対して、嬉しい!というともしげさんとは裏腹に、「ああいうの恥ずい」と言い出す芝さん。
芝「なんか、みんな待ってるだろうってびーちぶ来る感じも恥ずいし。アキラさん(じゃなかったかもしれません…)が優勝した時、ともしげが呼ばれてもないのに酒持ってびーちぶ行ってたじゃん。あれも恥ずいと思って」
植田「そう?俺たちはあれすっごい嬉しかったけどなあ。だから、モグライダーのこともお祝いしたいよ」
芝「ほんと恥ずいんですよね。シショウ(ザコシさん)が優勝した時、俺とランジャタイがシショウから呼ばれちゃったから、しかたなく3人でびーちぶ来たんですけど。みんなおめでとう〜!って言ってる中で俺恥ずいからずっと隅っこで黙ってて。ほんと恥ずい、恥ずいと思って。で、記念撮影みたいなのするでしょ?そんときに、よしときゃいいのに、恥ずかしかったからか俺、シショウに『随分機嫌良さそうですけど、なんかあったんすか?』って聞いたの。そしたら、『明日のバイトが休みになったんだよ』。おっしゃれ〜〜〜!!!」
決勝後のパーティーに行くのが恥ずかしい、ということについて他の3人は「なんで?」という感じだったし、芝さんも恥ずかしさの理由をうまく言語化できないのか説明してしまうと棘が出るのかとにかく「恥ずい恥ずい」の一点張りで微妙に3人との間でズレがある中でお話されている状況がすごく面白かったです。恥ずいの、なんとなくわかる気はする。

そもそも、すっきりはともかくモグライダーが決勝に行ったらびーちぶではなくVスタに行くのかな?という植田さんに
「いや!Vスタなんて絶対行かない!!!!」
と顔をしかめる芝さん。
植田「100回もライブやってるのに?」
芝「売れたら絶対行かない!Vスタに行きたくないから売れたいんだから。俺、売れたら全部捨てますからね。悪いけど、先に売れたらお二人とも口きかないって決めてますから。お客さんもそうですよ、芝さーんとか言われても知らないふりしますから」
植田「ともしげくんは?」
芝「こいつとなんて一番口聞かない!もうこんなところ来ないから3人で勝手にやってください!きっとその頃には仕事なくなってる3助を俺の代わりに入れて」

・芝さんは歌が好き

芝さんは常に何かを口ずさんでいるというともしげさん。
とも「芝くん、歌聞くとなんでもすぐ口ずさんじゃう」
芝「街中で聞いた歌を延々歌っちゃう。頭の中でずーっとぐるぐるぐるぐる同じ曲が流れ続けてて、次の歌聞くまで更新されないんですよ。だから移動中もずっとなんか歌聞いてる」
この時の「歌」って言いかた、「音楽が好き」とか「曲」とかよりたぶん恥ずくないよな、と思いました。幽霊見えるに引き続き、聞いた曲が頭から離れなくてついついどこでも口ずさんじゃうって芝さん意外と不思議さんエピソードがぽんぽん出てくるな。

・芝さんのアメブロ

先日、無限大ホールで土気色の顔をして寝ているアイロンヘッド辻井さんを発見した芝さん。(芝「アイロンヘッドの辻井って奴がいるんですけど。空き巣専門みたいな顔してる奴なんですけど」)
 あまりにひどい顔だったのでこっそり写真を撮ったところ、その写真を間違ってアメブロの更新用メールアドレスへ送信してしまったそうです。そもそも芝さんのアメブロモグライダー結成当初に「芝くんもやってよ」とともしげさんに言われ、開設されたものの、もともとそういうのが得意な性質ではなかったため、更新もまちまちで、今では放置状態になっているもの。ログイン用のIDパスもわからず管理画面に入れないらしい。
当初、うっかりブログに写真を送信していたと気づいていなかったものの、突然アメブロからブログへのコメントがあったとの通知メールがたくさんきてびっくり。ファンの方々も「再開したんですね!」と喜んでいる様子だけれど、管理画面に入れないので返信もできず。
芝「なんで、ずっとどこでも発表せずにいたんですけど、あれ間違いなんで無視してください!もうブログなんてやんないよ!」
そんなにファンの方も喜んでくれてるんだったら、一日一枚写真をアップするだけでも喜ばれるんじゃない?という植田さんに「それこそ、そういうのが一番恥ずい」と言っていました。その恥ずいもなんとなくわかる気がする。

芝「ブログってあれ削除できないの?」
とも「できないことはないね」
ことデジタルになると、途端に芝さんより優位な立場になるともしげさんかっこいい〜

ちなみに、芝さんは後輩のザ・ギンギンマル長谷川さんが「あまりにもパッとしない」ので、SNSで(スターの)芝さんを使うことを許可しているらしいです。スターの芝さんでパッとするといいね。芝さん、長谷川さんの休みの日もすべて把握しているそうです。

最後に、結局罰ゲームのタバスコドリンクが登場し、飲んだり飲まなかったりしながらやんわり終わっていきました。最後までゆるーくて楽しかったです。ぜひ、第三回もおねがいしたい。

2017/10/27 第362回ラ・ママ新人コント大会

いってきましたラママ、初ラママ

バナナマンエレキコミックがそのむかし出ていたとうわさには聞いていたラママ。うわさに聞くばかりで伝説のライブみたいなイメージがあったのですがまさかじぶんが行くことになるとは。はじめてだったので靴を脱いで床に座って見るとはしらず、ずいぶんとポップすぎる靴下を履いていったことを早速後悔しましたがライブはとにかくもうめちゃくちゃたのしかったです。

リーダーが登場すると会場から「おお〜」とどよめきが起こり、リーダーも「出てきただけでおおって言われるって……」と苦笑いだったのですが、やっぱりちょっと感動しました。リーダー生で見れるってすごい。あと、出てくる芸人さんたちがみんなリーダーにめちゃくちゃあたりが強くて、うわさでは聞いてたけどまじでリーダーの接しやすそうさすごかったです。おおって言われるほどの人なのに、若手からいじられまくっていたリーダーに改めて感動。

準一本ネタ

ネタについてはさらっと気になったところだけ書いていきます〜。ネタバレとかとかあるかもしれないので、きになる方は飛ばしちゃってください。

卯月・や団・オーストラリアが登場。
オーストラリアの杉渕さんが登場するだけでめちゃくちゃウケていました。や団の3人も「圧がすごい!!」と後ずさりしていじりまくり。杉渕さんいじりで盛り上がっていると、卯月がずっと黙っていることに気づいたリーダーが「お前たちも絡めよ」と卯月の背中を押します。「無理無理無理!天才じゃないから絡めねえよ!」と言いつつもリーダーに「このライブはそういう練習をする場所なんだから」(なんてあったかいライブなんだ!)と諭され、や団とオーストラリアのなかにわって入ろうと果敢に挑戦しにいく木場さん。が、うまく絡めず、なぜか林田さんが「お前が前に出ないとダメだろ!」と思い切りリーダーから肩パンされていました。
林田「痛い!リーダー強いっすよ!!!」
だいぶ鈍い音がしていました。

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写真はエンディングのものですが、オープニングもこの位置にいたので、とにかくリーダーから叩かれる卯月。「お前も喋れよ!」とずっと黙っていた酒井さんも頭をばしばしはたかれていました。
林田「だから、リーダー、力強いんですって!パワーがすごい!」
渡辺「音が聞こえるように力いっぱい殴んなきゃと思って……」

準一本ネタは香盤が決まっていないとのことで、その場で3組がクジを引いて順番を決めることに。クジを引くに当たっては「芸歴順にしよう」ということになったのですが、オーストラリアよりも短いといって譲らないや団。
本間「ぼくたち12年ですけど、ぜっっったいにオーストラリアより下!!!」
杉渕「いやいや、ぼくたち8年ですから」
本間「そんな訳ない!!!その見た目でおれらより下な訳ないだろ!」
林田「大きさで芸歴決まんないから」
2年目の子につっこまれ、結局や団、オーストラリア、卯月の順でくじを引くことに。くじびきの結果、卯月、や団、オーストラリアの順にネタを披露することに決まりました。

いったん、リーダー以外の全員がはけ、リーダーが繋いでいる間にそれぞれネタの準備をします。そして、ネタの準備がどうやら整ったらしいということでリーダーが卯月を呼び込み、会場が暗転しました。短い間ののち明転すると、なぜか所在無さげに木場さんが立ち尽くしています。
木場「えっ、準備できてないですよ」
木場さんの言葉を聞いて慌てて袖から出てくるリーダー。
渡辺「準備できてなかったの!?」
木場「ちょっと〜困るよ!ちゃんと繋いでてよリーダー!何してんの!俺たちまだ準備できてないって気づいてよ!」
渡辺「だって知らないよー……」
2年目の子にタメ口で怒られてしゅんとするリーダー。

ネタは3組ともおもしろく、最後にお客さんの拍手投票で優勝者を決めるとのことだったのですが、かなり甲乙つけがたかったです。実際、拍手の数も全組同じくらい。や団が「でも俺らの方が二人ばかし多かった!!!」と主張し、「じゃあ…」という感じで優勝はや団に決まりました。
伊藤「まあ実際、卯月の方が拍手多かったけどね」
本間「多かったね」
木場「ぶっちゃけ、多かったなと思いますね」
渡辺「えー!?優勝決まってから言わないでよー!」
リーダー、オープニングからここまでのところずっと一番かわいい。

一本ネタ

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そういえば初ラママ、いつも行っているライブより比較的男性比率が高かったような気がしています。出ているメンバーがいつもと全然違う訳ではないので、男女比率を変化させる要因がどこにあるのかわからないのですが、ラブレターズのネタがとくに男性にウケていたような体感があって新鮮でした。モグライダーのともしげさん(意外と他の芸人さんのネタの批評を結構するともしげさん)が以前「ラブレターズは女性ウケしそうなルックスだけど、意外とどぎつい下ネタもあるしめちゃくちゃ男性ウケするコンビ」と話していたのを思い出しました。たしかに下ネタもそうだし、あの男性からの意地悪〜〜〜〜な視点は女性よりも男性の方が共感ポイント高いのかもしれない。今日のネタはピックが刺さるやつだったのですが、溜口さん演じる女性は「やばいファン」をコント用にデフォルメしたキャラクターであるはずなのに、とてもリアルなんですよね。リアリティを残したままファン(というよりオタク)の女をあまりにも生々しく活き活きと描き出しているところにものすごい意地悪さを感じます。ちょっと見ていて「うっ」ってなりつつ(オタク女)、こっちも意地悪く爆笑してしまう。「あたしの描いた同人誌〜」のくだりがめちゃくちゃ好きです。

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 1本目のラブレターズのネタのあと出てきたリーダーが「社会性のあるネタでしたね〜」と言っていて、わりと客席に「社会性あった??????」とクエスチョンマークが浮かんでいたのですが、「続いてのコンビには社会性がかけらもないでしょうね」との言葉には全員納得、そんなオジンオズボーンさん。登場からハイテンションな篠宮さんに対して、高松さんが冷静に「まあ、たしかに今のところ社会性はないですね」とコメントしていました。高松さんのこういうさらっとネタ前の発言を引き受けるところとかほんとうにすごいなってさいきん思っているというか、オジンオズボーンってどうしても篠宮さんに目が行きがちな気がするんですよ。テンション高いしノンストップ・ギャグマシーンだし、意外とトークでは冷静な切れ者っぽい一面も見せるし(ツッコミもできるし)、なにより見た目がとてもいいし。でもでも実は、それを全部受けてる高松さんも実はすごいですよね、知ってましたか?あ、知ってましたか。って感じでさいきんようやく高松さんが気になりはじめました。でも、松竹の事務所ライブで度々見かける「高松おもんないいじり」もほんとうにその通りだな!と思ってしまうので、よくわかりません。まだまだお笑いリテラシーがだいぶ低い。
オジンオズボーンのネタ「文春砲」、社会性がない社会性がないとは言ってましたが、雑誌を内容とは別に世に流通しているイメージだけで語りギャグにしてしまうって結構社会性(なんだ社会性って)高いのでは、と思いました。とか言いつつ、オジンオズボーンの魅力って「まじでなんも意味ない、このネタを見ても一つも学んだことがない、ただあまりにもずっとバカなことをやっているので死ぬほど笑ってしまった」みたいな、ナンセンスここに極まれり的バカバカしさにあるような気もしているので、やっぱり社会性はなかったのかもしれません。どっちだよ。

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わらふぢなるおキングオブコントのネタめっちゃおもしろかったよね〜〜〜〜〜〜!!!!とここぞとばかりに今更キングオブコントを持ち出すのはわたしがわらふぢさんのネタを見るのがキングオブコントで初めて、今回で2回目だからなのですが、いや、キングオブコントのネタおもしろかったよね〜〜〜!!
(ネタを見たことがなかったのですが、東部第33舞台の船上パーティーの時に泥酔したわたしと泥酔したふぢわらさんが謎に絡み続けるという思い返すだけで申し訳なさと恥ずかしさで死にたくなるような交流をしたことがあって、それは別途、来月の文フリで出展する冊子にエッセイとして書く予定です。告知でした。ふぢわらさんはあの日、飲みすぎて記憶がない的なことをツイッターで言っていたのでわたしのことも忘れていてほしい、まじで。)
今日のネタは、ふぢわらさん演じるエステシャンの心の声が聞こえるというものだったのですが、KOCのネタも今日のネタも客席となるおさん(が演じるキャラクター)の情報格差の作り方がおもしろいなと思いました。KOCのネタでは、空間的には二人が横並びに、物語内では二人は別々の場所にいるため、ふぢわらさんの行動がなるおさんには(舞台上でも、物語内でも)見えないが、客席からは二人を同時に平行して見ることができるという差があって、その情報の差を利用したボケ・ツッコミのセリフがすごく今立っている世界の足元ぐらぐらさせてくれる感じでおもしろかったですし、今日のネタではその情報格差が埋まった瞬間から怒涛のボケがはじまる様がドラマティックでとてもワクワクしました。あと、意図的に格差を作ることでどうしても見ている側がなるおさんに対して優位に立たざるを得ないという状態になってしまうのがほんとうにすごい。そんな状態でなるおさんが「わたしは豚です」とか言い出したらそれはもう笑う。

コーラスライン

一本ネタメンバーと一緒に若手のネタを見て講評しようというコーナー。お客さんから×の札が10個上がったら強制終了。

前半は、ラブレターズジグザグジギー池田さん、わらふぢなるおが登場。
池田さんはここに来る途中で乗っていた電車が止まってしまったらしく、さっき着いたばかりとのこと。走ってきたのか、なるおさんから「汗すごいよ」と指摘されていました。
池田「おいおい、デブから汗ばみをいじられるなんて、時代が変わったなあ」

それから、話題はわらふぢがキングオブコント決勝進出したことについて。
溜口さんが「決勝行ったってことは、ねえ?」と上目遣いでリーダーを見つめます。
「え?なになに?」と戸惑うリーダーに対し、池田さんに目配せして「ねえ?」とにやにやする溜口さん。「なになになに?」とリーダーがあくまで察さないぞという姿勢を崩さない中、ついに塚本さんが「リーダー金出せよ!!!!!!!!」。
溜口「リーダーはキングオブコントの決勝に行くと、お祝いにポケットマネーをくれるんですよ」
渡辺「そんなの、いま、こんなお客さんいるところで言わなくていいじゃない」
塚本「いいからさっさと金出せよリーダー」
溜口「チビからカツアゲされるなんてねえ」
なるお「時代、変わったね」

ちなみにわらふぢなるおさんはキングオブコント決勝に進出しても特に生活の変化等はなかったそうですが、ゆいいつ、なるおさんがお祝いに連れて行ってもらったお寿司屋さんでサインを求められ、初めてお店にサインをしたと話していました。

それから、カウントガール(客席であがっている×札の数をかぞえる係)の平井佳織さんが登場。めちゃくちゃかわいい方だったのですが、そんな方の登場にラブレターズのふたりのテンションがあがっていました。
渡辺「でも残念、もう結婚してるんだよ彼女」
塚本「なんだよ!ふざけんなよ!」
池田「結婚しててもお前には一番関係ないからね!」
渡辺「しかも、相手は電通マン
塚本「おいおい金持ってんなあ!?」
渡辺「塚本の性格がどんどん悪くなっていく……」
荒ぶる塚本。

そんな塚本さん、チュランペットの「影の薄いキャラ」が登場するコントを見た直後、成人式の時に開催されたビンゴゲームで優勝し景品としてPS2をもらえるはずだったのに、なぜかいつのまにかそもそも成人式に出席していないことにされていた、という悲しすぎるエピソードを披露していました。もっと荒ぶってくれていいよ……!

若手のみなさんのネタもおもしろかったですし、ネタを見ている時の1本ネタメンバーの表情を観察できるのもおもしろかったです。あ、ここで笑うんだ、とか。ラブレターズのおふたり、裏笑いのタイミングがふたりばっちり揃うのがすごくらしいな〜と思ってしまいました。
ネタ中はいちばんにこにこしているのに、なぜかネタ後の講評が超辛口な池田さんもおもしろかったです。辛口キャラってことなのだろうけれど、「スラムダンクと、ルーキーズをモチーフにしてるんだろうけど、かたやバスケでかたや野球だから、このネタはなんだ?って混乱する」とか、めちゃくちゃいいことを言っていたような気がします。あと、「そういうキャラクターの人間はノースフェイスのリュック持ってないよ!」とか小道具の細かいところまで突っ込んでいたり、演出へのこだわりが感じられてよかったです。
カントリーズおもしろかったな〜。ラママへ向かう直前に道玄坂でえざおさんとすれ違って「あっきょうカントリーズも出るんだ!」とうれしかったのですが、すれ違った時のえざおさんがなんかもうすでにおもしろかった気がする。あのネタを見た後振り返ると。 

コーラスライン後半は、オジンオズボーン、ななめ45°が登場。

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王子、髪の毛の色変えたのかな、金髪にピンクが入って見えて、とてもかわいかったです。ネタは「お風呂に入っている時に宅急便が来た時の対処法」のやつでした。何度か見たことのあるネタだったのですが、毎回細かいところが変化していて、いや変化じゃなくて進化っていったほうがいいのかな、見るたびにおもしろくなっている気がします。王子が「みんなが王子のこと見てるから、王子も視線をお返しします!」と目からビームを出すくだりがあったのですが、王子が脇で見ている篠宮さんに視線を送り、篠宮さんが「返されたー!!!!」と受けるやりとりがとても楽しくてよかったです。そのあとのコメントで篠宮さんは「アントワネットおもしろーい!」とまっすぐに言っていたのですが、ほんとうにネタ中ずっと声を出して笑っていて楽しそうだったのでなおさら。

篠宮「アントワネット、最高ですね。めちゃくちゃ好きです。前に、カバーネタっていって、僕ら二人でアントワネットの漫才完コピしたことあるんですよ」
高松「その時YouTubeでめちゃくちゃ漫才見たんですけど、こんなふざけてるように見えて、すっごい緻密に作られてる!」
山口「やめてやめて」
篠宮「間とか計算され尽くされてる」
篠宮さんの投げキッスと高松さんの背筋ゾゾタウンが見られてうれしかったです。

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大喜利ライブの時なんかでも、篠宮さんって他の芸人さんの回答でめちゃくちゃ笑うな〜という印象があるのですが、篠宮さんほどのセンスの塊みたいな人が同じもの見て笑ってる状況ってすごく得意な気持ちになれて最高だなあと思います。(そして篠宮さんはわりとはっきり好きなタイプの笑いがあるような気がするので、それが一致した時も最高にうれしい)そんな篠宮さん、マッハスピード豪速球のことも「大好き!」と言っていました。

岡安「もし彼女さんのだったら悪いんだけどさ、服ダサすぎじゃない!?」
高松「コントとは全く関係ないとこで女がブスすぎんねん!しかもなんでちょっと化粧してんの?」
坂巻「かわいく見せようと思って」
土谷「スガシカオの女装じゃん!」
ガン太「一応、冨永愛ってコンセプトはあるんですよ」
終演後、坂巻さんはこの格好のまま単独のチケットの手売りをしていました。近くで見るとより怖かったです。

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サツキおもしろかったな〜!
ネタ後、リーダーに「どうだった?」とコメントを求められた篠宮さんが早速、「いや、漫才うまな〜い?」とツッコミを真似し、高松さんも立ち上がって「パクってな〜い?」とかぶせると、本家本元門脇さんも「真似すんのはやな〜い?」。
ここのやりとりがめちゃくちゃテンポよくておもしろすぎでした。
高松「楽しい!これだけ言うパーティーやりたい!」
楽しそう。

エンディング

 ジグザグジギー池田さんからの告知&ご報告。

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池田「実は明日、妹が結婚するんです。それをリーダーに報告したくて」
渡辺「なんでだよ。お前の妹の結婚は知らないよ」
池田「いやいや、お世話になってるリーダーにはお伝えしたかったんです」
渡辺「いいよ、知らない」
池田「ぜひリーダーに知っておいてもらいたくて」
渡辺「なんでだよ」
塚本「リーダー金出せよ!!!!!!」

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塚本「リーダー早く金出せよ!」
池田「やめてよ、おれ、そんなつもりで言ったんじゃないから」

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塚本「リーダー金出せ!」
高松&溜口「直毅〜やめろよ直毅〜」

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塚本「リーダー金出せ!!!」
池田「ちょっとやめて〜」
全然抵抗しない池田さん。はっと塚本さんも我に帰ったのか、「俺、こいつ(池田)に操られるのはいやだ!!!!」と戻っていきました。最後まで荒ぶってた直毅。最高。

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2017/10/26 トッパレ(A) Vol.159

出かけるまえにちょろっとツイッターを見ていたところ、ヤーレンズ楢原さんのツイートを見てひょえっと声をあげてしまったのですが、あぶない、ふつうにいつもどおりリバティに行こうとしていました。すでに行くことが決定しているライブならなおさら、告知はどうしてもつらーっと目をすべっていってしまうのですが、「リバティではないのでお気をつけて(^^)」と一言添えておいてくださったおかげで気づけました。ありがたい。

そんなわけで、きょうは新宿バティオスにてトッパレ(A) Vol.159を見てきました。

※エンディングのみ撮影OKとのことなので、そのときに撮影した写真を載せていきますが、iPhoneでの撮影なのでクオリティが低めなことはご了承ください。デジカメほしいな〜〜〜!!!

オープニング

三福エンターテイメント(MC)、前々回優勝(&前回欠席)ウエストランド、前回優勝ハナコの3組。

「あれっ、三福さん衣装、なんか違います???」という井口様のなんとも白々しい発言からトークスタート。

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三福さん、衣装が新しくなっていました。これまでの紺色のスーツに金の差し色をプラス。「まるで、俳優みたいな仕上がりだよね?」とは本人談。(井口様「俳優に見えたことないよ!」)

「よく気づいてくれたね!」とうれしそうに井口様に笑顔を見せていましたが、「いや、アピールがやばいんすよ。さっきも楽屋でトンツカタンの森本くんと話してたら(ほんとなかいいな)、三福さんがスーツ着ながら、『どう?』とか言ってくるし」とすぐに暴露されていました。
井口「しかもそれ、なんか見覚えあるな〜と思ってたら、IPPONグランプリの時の松本さんにそっくりじゃないですか!」
三福「IPPONグランプリいじりは今後NGだから!」
三福さんの新衣装、今後IPPONグランプリいじりはNGだそうです!
そのあと、河本さんが突然、「俳優みたいっていうか、三福さんはなに着ても似合うじゃないですか」と発言し、「河本〜!」と三福さんを笑顔にさせていました。悪口と褒めのバランスが取れているウエストランド

衣装といえば、ニュークレープのこの衣装はじめてみました。
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写真、ナターシャさんしか撮れなかったのですが、さんにんおそろいでかわいい。

  • 菊田軍団

前回王者のハナコ。
前回ものすごくウケたらしいね、と井口様が尋ねると、まんざらでもない顔をする菊田さん。
三福さんによると、前回ネタが終わり楽屋に戻ってくるなり、菊田さんが「これは優勝したなあ〜」と一人で呟いていてそれはそれは香ばしいというか鼻につくというか感じ悪い様子だったそうで、井口様から「(ハナコの中で)一番何もしてない奴が言うなよ!」とけちょんけちょんにつっこまれていました。

菊田さんは仲のいい芸人さん仲間で「菊田軍団」という軍団を作っているらしいのですが、菊田軍団は海賊団になぞらえられているらしく、菊田さんは船長なのだとか。
井口「こんな何もしないやつが船長ってなんだよと思ってたけど、なにもしてないくせに堂々としているし、どんだけ悪口言われても妙にポジティブだし、船長ぴったりじゃん!」

そんな船長、なにもしてないなにもしてないと言われていましたが、なにもしていないわりに、ネタがウケた時には楽屋でそれをアピールするので、賞レースの会場ではほんとうにひやひやしていやだと相方秋山さんに困った顔をされていました。

  • 河本はウケたとかウケないとかわからん

一方、ウエストランド河本さんはネタがウケている、ウケていないが自分ではわからないのだそう。
河本「ネタがはじまると、耳、聞こえんくなる。めっちゃスベってたなあと思ったら、今日よかったねとか言われるし、ウケとると思ったらひどかったとか言われるし」
井口「僕はこんな重りをつけてセンターマイクまで向かってるんだよ!こいつが相方じゃなかったらもっと早くに売れてたよ!」

最近、井口様はピンの仕事が増えているけど、それ見てどう思うの?と三福さんから聞かれると「ふつうにがんばれ〜とおもう」と答えていました。というのも、ウエストランドはギャラが折半なので井口様のピンのギャラも河本さんに入るし、なんなら交通費自己負担なので、交通費が発生しないぶん仕事をしていない河本さんの方に多くお金が入るらしい。(井口様「この間なんて箱根湯本現地集合で交通費払ったからね!」)なので、河本さんはどんどん井口様にピンで売れて欲しいそうです。

そういえば井口様が番組で歯の矯正を始めていましたが、あれ、すごくいいですよね。若手の芸人さんとかアイドルさんとか、不摂生であまり病院に行っていなさそうなので、身体のメンテに大金かけている大御所よりよほど症状のバラエティが豊かだろうし、ああいう医療バラエティ番組はもっと若手の方々を病院に連れていって治療させてあげればいいのにと思いました。福祉にもなるし。

ちなみに、ハナコもギャラは三等分なので、秋山「早く菊田がほんとうになにもしなくなるといいなと思ってますね」。
井口様「いやいや、船長キャラでピンでブレイクするかもしれませんよ。それじゃあ、ネタ行きましょうか!」
どんなまとめだったんだ。

企画「合わせてツッコめ!」

各コンビ・トリオのツッコミがAチーム、Bチームに分かれ、登場するボケ芸人のボケに対するツッコミを揃えようという企画。
飛び出しの芸人さんが何組かいたため、数合わせでトンツカタン櫻田さんがツッコミチームに参加。「ツッコミじゃねえだろ!」と早速ツッコミの嵐が巻き起こっていました。ツッコミ大集合、すごい。

一巡目:ボケ・トンツカタン菅原
お題:「最近はまっているものは?」回答:「ヒートテック集め」

このお題に対する菅原さんの回答のウケ具合がなんとも微妙だったのですが、「合わせてツッコめ!」という企画のため、ツッコミ五人に合わせて、5回同じボケをさせられるという大変なお仕事をされていました。
出井「菅原は人数分スベるの?」

Aチームは初戦のため、全員の答えが合うように「標準語で」「シンプルなやつ」にしようとある程度作戦を立ててから回答に望んでいました。
結果、やさしいズ佐伯、Aマッソ加納、トンツカタン櫻田が季節に絡めたツッコミをしてクリア。

普段ツッコミじゃない櫻田さんは「最近はまっているものは?」「ヒートテック集め」「これからの、季節に。」と回答し、相方のツッコミ森本さんに「キャッチコピーじゃねえか!」とさらにつっこまれていました。その森本さんのツッコミを聞いた三福さんが「いいね。森本、1ポイント!」と森本さんに1ポイント贈呈していたのですが、このゲーム、そんな内Pみたいなルールだったの?

  • Bチーム(トンツカタン森本、ヤーレンズ出井、さすらいラビー宇野、ニュークレープデビ、ランジャタイ伊藤、虹の黄昏野沢)

一巡目:ボケ・ちぇく田
お題:「この世界で一番大切なものはなに?」回答:「句読点」

どうやってツッコミを揃えようか?という相談中、森本さんが「このチーム、野沢さんいるしな…」とぼそり。デビさんが「野沢さんに合わせる?」と言い出し、野沢さんが言いそうなツッコミを各々考えることに。
森本「Bチームだけゲームのルールが違う!そもそも野沢さんのツッコミ、ばりーんしかないじゃん!」 

結果、森本さん&出井さんの器用ツッコミ組はモノマネ付きでとても野沢さんっぽい回答。すごいそれっぽくて笑いました。
一方、宇野さん(回答「大事だけど!」)、デビさん(回答「俺も一緒!!!!」)は「野沢さんはやさしい人だからきっとやさしいこと言うはず!」と予測。野沢さんが後輩から慕われている様子が伺える。
伊藤さんは目を思いっきし見開いて「おもしろーい!!!」と絶叫していました。野沢さんというよりただのやばい伊藤さんで笑ったのですが、三福さん&野沢さんが爆笑しながら、「確かに野沢は全肯定だからね。かまぼこにもそうなんだから」「俺、あいつがスベっても『おもしれ〜!!!!!』って言ってるから」と話していて微笑ましかったです。

肝心の野沢さんの答えが「てん!!!!!!!!」で「それツッコミじゃねえから!!!」と全員からツッコミを食らっていました。

  • Aチーム二巡目

ボケ・Aマッソ村上
お題:「明日世界が終わるとしたらどうする?」回答:「手元をお留守にする」

踊りながら登場し「ボケるぞ〜!ボケるぞ〜!」とすでにボケまくっている村上さんに対し、野沢「女お笑いだ!」加納「あれが、女お笑いです」。こういう企画の時、村上さんが出てくると加納さんが一瞬はにかむのがすごくコンビっぽくてすき。

Aチームも、先ほどのBチームにならって誰かのツッコミに合わせようと加納さんが提案。というか、「井口さんに合わせようよ!長いよ井口さん!」と提案。なぜ…?
するとそれを聞いた村上さんが
「おい!ツッコミさんたちよお!誰か一人にツッコミ合わせようぜとか、これからボケるボケの気持ち考えてる?」と激昂。
心打たれたらしく、三福さんが少し狼狽しながら「そうだな、村上ちゃんの言う通りだ、ごめん」と謝り、発案者の加納さんも三福さんに向かって「これはツッコミとしてと言うより、なんか、すいません」と謝罪。ちょっとしんみりした(風になった)ところで村上さんが上記のボケをし、三福さんが「おい!!!!何がボケの気持ちだ!」とつっこんだのがとっても綺麗できもちよかったです。それに対しても飄々と「えーじゃあやっぱボケ変えよっかな……いや!変えない!うちはこのボケがすきやから!」とボケの手を緩めない村上さん。さらにツッコミチームのシンキングタイムでは音楽に合わせて踊り出すノリノリっぷり。村上さんのまったくわけがわからない不条理なボケのノンストップ、不条理だけれど不思議と明るさがめちゃくちゃ伝わってきてとにかく意味わからないし変な多幸感あるしで笑ってしまう、すき。

ちなみに、村上さんがダンスしているので、相手役にとMC三福さんが先ほど登場したちぇく田さんを呼び出したのですが、ちぇく田さんはふだんこういうタイプのボケを全くしないらしく「踊るなんて…恥ずかしい……」とほんとうに恥ずかしそうにぎこちないダンスを披露していました。
野沢「恥ずかしがってるの、いいね」
三福「ごめんね、やらせて。結局、舞台に立つことって恥ずかしいからね」
野沢「結局恥ずかしいよね、なんだかんだね。いや、誰が言ってんだよ!」
井口「壁とか舞台に持ってきてる人がなに言ってんだよ!」
野沢「いちばんの晒しもんだよ!」

そんなやりとりがありつつ、回答。
全員、井口様風ツッコミが完璧で、野沢「なに!?今井口のモノマネ流行ってんの!?」と驚くほど。(井口「それか、僕が誰にでもできることをやってるかのどっちかですね」)
ハナコ秋山さんに至ってはあまりに井口様モノマネがうますぎるので、本家の井口様よりも井口だと言われていました。むしろ、「全然井口さんっぽくない!下手!」とAマッソの二人からダメ出しされるご本家。

ちなみに加納さんは、
「これは2030年の井口さんのツッコミですね。まだ売れてなくて。中野twlのライブにて出たツッコミです」と前置きした上で、
「FUKFUCK」と回答。
井口「長くない!可愛くやべえこと言っただけじゃねえか!」

  • Bチーム二巡目

ボケ・ウエストランド河本
お題:「昨日家で何してた?」回答:「ボートレース(絶叫)」

 大きなホワイトボードを押しながら登場する河本さん。ホワイトボードには誰かの電話番号。三福さんから「なにこれ、誰の番号?」と尋ねられると、にこにこしながら井口様を手招きし、ホワイトボードを見せていました。
井口「これ僕の番号じゃねえか!どうせ誰もかけて来ないからいいけど!」
野沢「これのために書いて、持ってきたの?さすがだね」
あ、これが野沢さんの全肯定か。

河本さんへのツッコミはAチームの井口様も考えておくようにとMCの三福さんから指示。

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そのツッコミがこの写真の後ろにちょっと写り込んでいる文字なのですが、こんな大きいホワイトボードにツッコミの文字がびっしり書かれていてすごかった……
野沢「1ボケでこんな量つっこむんだね!悪気ないのに!」
悪気ないのに!!!

このお題、シンキングタイムの時に伊藤さんが袖で誰かと話しながら回答を書き込んでいたのですが、実は相方の国崎さんがどうしても書きたい回答があると袖から必死で伊藤さんを呼んでいたとのこと。その回答が「ソ・ナ・タ・ハ・ア・ホ・カ?」でワールド全開だし。

最終的になぜかゲームとは別に独自に三福ポイントを2ポイント獲得していた(2ポイント目をなんでもらっていたのかが思い出せません…)森本さんが優勝して企画は終わりました。優勝…?

エンディング

告知にて、やさしいズたいさんから

 これをRTしてくれとのお願い。
ぜひ、童貞あるあるを聞いてみたい!と三福さんが「一番最初のあるあるを教えて」とリクエストすると、「好きな人としたい」。なるほど〜!!!と全員が感心する中でかまぼこさんが俺も童貞あるあるある!と登場し一発ギャグをし、なぜか国崎さんも童貞あるあるを披露させられ、ついで「出井、童貞じゃないの?」と振られた出井さんもあるあるを発表。(それにしても出井さんって童貞感とは真逆な雰囲気がビンビン出てますよね)

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(「ど、ど、童貞じゃねえし!」出井さん)

出井「もう、できないと思っている」
三福「諦めんなよ!」
他に童貞はいないか〜とお開きになりそうになったところで、村上さんが加納さんの背中を押して「童貞あるある、あるって!」。「それは盲点だった!」と感心する男性陣。
加納さんが頑張って「童貞の頃を思い出して」考えたあるある「どこに挿れるかわからない」は「どこに挿れるってことは、目の前にあるってことですよね。それは童貞あるあるじゃないです」と本家本物の童貞佐伯さんにダメ出しされていました。三福「頑張った方だよ」。

最後の締めもかまぼこさん、国崎さんによる童貞あるあるを発表して終わることに。
三福「好きなツッコミ選んでいいよ」
かまぼこ「じゃあAマッソ」
村上「いやや!」
加納「うちら、NGです」
かまぼこ「なんだと〜!逆に俺がつっこむぞ〜!」
かまぼこさんのセクハラ発言を受けて、三福さんが何も言わずにどん!と鈍い音をさせながらかまぼこさんの背中を思い切り殴ったのが紳士でかっこよかったです。三福エンタメさんかっこいい〜
結局なんだかんだで優勝者(なんの?)の森本さんと井口様がつっこむことに。
最終的に、井口様の「賞レースだけがお笑いじゃない!こういうお笑いだってあるよ!また劇場にきてね〜!」とツッコミというよりも素敵なセリフを最後に幕がおりました。

写真とかネタのはなしとか

そのほか写真を載せつつ、なんか気になったネタの話とかちょろちょろ書いてみたいと思います〜。ネタバレ?とかとかきになるかたは文字文字したところはすっ飛ばしちゃってください。

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ヤーレンズ、楢原さんがファミレスの店員さんで出井さんがお客さんという漫才コントのネタをやっていたのですが、「おしゃべり」のイメージがあったので、出井さんも「ウィーン」とかするんだ!!!?と意外だったのですが、そして、おしゃべり見たかったなーというきもちもちょっとあったのですが、なんとなんと漫才コントの後にそのコントについて振り返っておしゃべりするパートがあるじゃありませんか。うれしい。おまけにおしゃべりの内容がつい今しがた見たばかりのコントなのだからわたしたちも彼らと話題をばっちり共有できるのでただのおしゃべりよりもよりうれしいし、「終盤はボケを畳み掛けるものだよね」とネタの中でネタについて語るメタぶりはお笑いオタクの人、胸がきゅーんとしちゃうんじゃないでしょうか。漫才(コント)についておしゃべりしているのが最高におもしろいってそんなうれしいことない。

おしゃべりというかこれって脚本なの?アドリブなの?と気になってしまうくらいネタの流れが自然で感動したのがインディアンス。流れは自然なんですけど、流れの自然さのファクターが田淵さんがとにかくボケまくるからっていう人としての不自然さにあるのがおもしろいですよね。木村さんがツッコミを間違った隙を絶対に逃さず、隙はすべてボケで埋めてしまおうとするってめちゃくちゃだ。

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出井さんの「ウィーン」にびっくりしたのですが、加納さんの「ウィーン」がサイレントだったのはかっこよくてしびれました。今日はボケとツッコミが入れ替わるタイプのネタをやっていたのですが、笑い飯のように明確に入れ替わるのではなく、村上さんがボケたかと思いきや村上さんのボケが展開することでストーリー上の軸となりまるでボケ自体がツッコミになるかのようだったり、かと思いきや村上さんが普通につっこんだり、役割がいつまでも固定されない自由さが楽しそうだし楽しかったです。

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やさしいズ、やさしかった〜!
父と子の交流を描いたコントだったのですが、ほんとうにグッときて泣いちゃいそうになるくらい。父が自分を慕う子どもを見て思わず涙ぐむシーンがあったのですが、そういうシーンで笑えるってすごく素敵なことだなと思いました。感動している父親に共感できるので、決してコントの登場人物たちのことを受け手側のわたしたちはバカにして見下すことがないし、かといってハートフルで微笑ましいねえ〜みたいなことではなく、ほんとうに腹抱えて笑っちゃうタイプの面白さなんですよね。誰のこともバカにしていなくて、感動すらしているのに、すごく笑っちゃう。なんてやさしい世界!やさしいズを見るのはまだ二回めなのですが、すごく好きだなーと思いました。

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その直後登場した虹が「やさしいズやさし〜!!!!!俺たちはエロイーズ!!!」って言っててほんとうにつよい。この人たちめっちゃつよい。
最前にいた中学生?くらいの男の子をめちゃくちゃいじっていたのですが、
かまぼこ「お前もこんな大人になるんだぜ!」
野沢「大丈夫、やり直しはきくから」
野沢さんの言葉が不思議とすごく沁みました。
ちなみにいじられてた最前の彼はウエストランドのファンだそうで、「その年でウエストランドはやめときな?」と三福さんに諭されていました。

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ランジャタイ、いつもそうなのだけれど笑った記憶だけあって何が起きていたのかは把握できてない。今日もすごくおもしろかった気がするのだけれど、何をしていたのだろう。

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ハナコ(偽物)

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ハナコ(本物)
優勝おめでとうございます〜!
ハナコを見るのも前回と今回で二回めなのですが、前回といい今回といい、同じパターンの繰り返しなので単調になりそうなところ絶対に飽きないどころかむしろどんどん面白さが増幅していくし、それが最高潮に膨れ上がった時にとてもダイナミックなオチとなって弾ける様が鮮やかでした。すごい。全身をめいっぱいつかっていたのであ〜舞台で人間の身体が動いているのを見ている〜〜というのを味わえたのもよかったです。

来月も行けるといいな〜